伸びたラーメンをそばめしにリメイクしたら危うく元の味を超えそうになった

記事更新日: 2021/08/10

ライター: せきぞー

前回カップヌードルのカレー味と氷見カレー味の食べ比べを一人でやっていたところ、満腹によりラーメンを半分ほど食べ残してしまいました。

ラーメンはちょっと芯が残っているくらいの固さを好む自分としては、汁を吸って伸び切ったラーメンをそのまま食べるという行為にはいささか抵抗が…。

ただそのまま捨てるというのも忍びない。。

どうにかこの伸びてしまったラーメンを別の料理として第2の人生(?)を歩んでいかせることはできないものか…。

そう考えた末、そばめしにして食べるという結果に自分はたどり着きました。

今回はその調理工程や感想についてご紹介させていただけたらと思います。

まずはアイディア探し

ネットで「残ったラーメン リメイク」などで検索をしてみると様々な方法でチャレンジを試みてきた先人たちの勇姿を拝むことができます。

その多くは、やはり鍋に入れて炒めたり、煮たりなどの「再加熱をする」という方法。

ただ、単純にあたためるだけではリメイクとは呼びづらい。

自分の目指すべきところとしてはやはり「別の料理としておいしく生まれ変わる」ということ。

 

 

検索結果の中で一番アリかもしれないと思ったのが小麦粉や卵を混ぜて「お好み焼きにする」というリメイク方法でした。

参考記事:cookpad「伸びたラーメンでお好み焼き

 

これは完全に味も姿も「ラーメン」から「お好み焼き」というまったく別の料理にリメイクされたお手本となるようなアイデア。

これはだいぶ良さそう。

しかし、このレシピにはひとつ重大な欠点がある。

 

そう、わざわざリメイクするための調理法としては結構準備に手間がかかるということ。

これだといささか本末転倒感…。

 

しかし、お好み焼きの味付けは比較的どんなラーメンの味とも相性が良さそうなので参考にできるかもしれない。

 

どうにか小麦粉とかじゃなくて米を混ぜるくらいでお好み焼きっぽいものが作れないものか

 

お好み焼き…ソース…麺…

 

やきそば?

いやでも伸びきった麺を焼いてもやきそばになるイメージがまったく湧いてこない。

 

「カップラーメンのフレーバーを生かしつつ米とかに味付けをしたチャーハン的ななにか」いい感じの料理ができないものか…

 

 

……

 

そういえば「そばめし」って料理なかったっけ?

 

 

作り方をしらべてみたところ、

おおまかな流れは

茹であがった麺を切り刻んでごはんと混ぜてソースかけて炒めるだけ

 

 

 

 

これやん。

 

 

 

 

これなら料理として確立されたものでありながら調理の手間もさほどかからずに済みそう。

いや、もうこれしかない気がしてきた。

あとは好みで具材とか追加して自分なりのアレンジにしてみたら言うことないでしょう。

 

調理手順

用意するもの

  • 余ったラーメン…適量
  • 米…適量(茶碗半分くらい)
  • 豚肉…適量(100gくらい)
  • たまご…1こ
  • 薬味(白ネギとか小ねぎとか)…適量
  • 塩…適量
  • こしょう…適量
  • 白だし(めんつゆとか鶏ガラとかでもOK)…小さじ1くらい
  • ウスターソース(お好みソースとかしょうゆでもOK)…小さじ1くらい

結構味濃いめの設定なので薄味が好きな方は白だしやウスターソースの量を調整して下さい。

基本的に用意するものはあくまで個々の好みで自由に揃えたもので良いと思うので、

最悪ラーメン、米、塩、こしょうだけあればなんとかなると思います。

 

下ごしらえ

ネギを好みの大きさに刻んでおきます。

自分は蛇腹切りが好きなので、

片面に斜め(左斜上)の切り込み→転がして切り込みの面を下にして反対側にも同様の向き(左斜上)で切り込み→輪切り

にしていきます。You Tubeで「ネギ 蛇腹切り」と調べれば出てくると思います。

 

豚肉は食べやすいサイズに切り分けて、塩コショウを振っておきます。

2センチ幅くらいの、さいの目切りでいいかな。

 

調理

火加減は基本弱めの中火くらいでいいと思います。

まずは鍋になんでもいいので油をひいて肉に焼き目がつくまで炒めていきます。

 

伸びたラーメンを加えて汁気がなくなるまで炒めます。

 

麺が細かく刻まれてた方が良いのでヘラで麺を断ち切るようにしながら炒めていくと良いですよ。

 

米を加えて引き続き炒めていきます。

 

更にネギを加えていきます。

正直べつに米と同じタイミングで入れてもいいと思います。

小ねぎを使う場合であれば最後のトッピングとして使った方がいいのでここでは使いません。

 

ここで具材が全部いい感じに混ざったら白だしとウスターソースを加えて味が全体になじむまでかき混ぜながら炒めていきます。

それに近い調味料がない場合は塩で味の濃さは調整してください。

 

いい感じに混ざったら中央に卵を落としてからフタをして

 

弱火で4~5分、卵がいい感じになるのを待ちます。

 

パーフェクツ

 

あとはこちらを器に移していきます。

面倒ならこのままがっついちゃっても良いですよ。

 

 

きれいに盛り付けるのが結構難しい…

最初に周りの米たちを器に移して、最後にフライ返しかなんかで卵の部分の島を移す流れが良さそうですね。

 

よっこいしょっと

 

この後きれいに盛り付けができなかったのでここでひとまず完成!ということで。

小ねぎがある人はここでまわりに散らしてあげてください。

 

ちなみに今回はカレーヌードルで作ったそばめしなのでパプリカパウダーとか最後に振りかけるとそれっぽくなります。

実食

いや〜見てくれはいわゆる「そばめし」そのものじゃないですかね〜。

味もまずくなるようなものは、なにも使ってないから期待ができそう。

 

じゃ、いただきます。

 

 

 

 

 

 

はい、ウマい〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ビールもってきて〜〜〜〜〜

 

 

 

なんだろ、これ、カレーヌードルだからうまくいったのかな。

カレーとウスターの風味がいい感じに食欲をそそる。ウスターめっさいい仕事するやん。

そして味の濃さが良い。いい感じに濃い。そばめしをおかずにして米が食えそう。

これ、下手したらそばめしにする前のカップラーメンよりも美味いんじゃないか…???(興奮気味)

 

白米は追加で食べれる気がしないので今回はレモンサワーで流し込むことにしました。

いや〜今回は完全に自分の期待値を超えてきた出来栄えだったので夢中になって食べてしまいましたね。

 

夏場でも全然食欲がすすむスタミナメニューとして推せるレシピになりました。

ラーメンの種類によっても味が変化してくるとは思いますが、基本何でやってもうまくなる気がします。

ラーメンを食べ残してしまった際は是非試してみてください。

 

この記事を書いたライター

せきぞー

詳細プロフィール

普段は野外イベントの設営など行っています。

出来るだけ読者の方の視点に立った執筆を心がけていきます!

物静かな性格なため時折南の島に佇む某石像と勘違いされることもあるとか、ないとか。

Twitter:@100Sekizo

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