ハローエンジニア、Slack ネコライターのナガヤンです。
リモートワークの普及もあって、Slack をビジネスで使っている人もいるでしょう。
とはいえ、いちユーザーとして参加した方は、次のような疑いを抱くのではないのでしょうか?
「管理者には、プライベートチャンネルもDMも、すべて監視されているのでは?」
その疑問をハッキリさせるため、この記事では確認方法を見ていきます!
実際のところ Slack 上でプライベートな会話を確認する方法はありません。
管理者は、統計データやチャンネル数など、一般ユーザーより多くの情報を知ることができます。
わたしも最上位のオーナー権限を持つワークスペースも運営していますが、プライベートチャンネルの数は分かっても、何を話されているのか確認する方法はありません。
では、これで安全と言い切れるでしょうか?
じつは、プライベートチャンネルやDMを見る方法はゼロではありません。
「Slack のインポート/エクスポートの手段」によると、次の条件を満たしたとき、管理者が見れるようになります。
・プラスプランである
・Corporate Export (コーポレートエクスポート) が有効になっている
プラスプランとは、上位の有料利用プランです。Slackの管理者画面から、すべてのメッセージデータのエクスポートができるようになります。ただし、プライベートなメッセージはCorporate Export (コーポレートエクスポート) が有効である必要があります。
Corporate Export は、Slack社への申請が必要なオプションです。Slack社に妥当な理由と判断されれば有効になります。
では一般ユーザーは成すすべなく監視されてしまうのでしょうか?
プライベートチャンネルやDMがエクスポートされるかは、一般ユーザーからも確認できます!
それができるのが、ワークスペースの管理者ページです。
このURLを開くと、自分のワークスペースの設定を見ることができます。
「保存とエクスポート」タブをクリックすると、次の画面が表示されます。
この「管理者はどのようなデータにアクセスできますか?」が「公開データのエクスポートが可能」であれば、あなたがプライベートチャンネルやDMで書き込んだ内容は管理者に知られることはありません。
もし「個人データのエクスポートが可能」となっていたら、あなたの書き込んだ内容はすべて上司の知ることになるでしょう。
Slackでは ユーザーに知られないように管理者がプライベートな会話を監視することはできません。
とはいえ、監視されてなかったからといって、何を言ってもよいわけではありません。あなたの言葉はあなた自身を表しますので、節度をもったコミュニケーションをしていきましょう!