ハローエンジニア!
プログラミングスクールのメンターとして活動していると、生徒さんの就職活動をサポートするシーンがあります。
未経験での応募の場合はポートフォリオを提出するのが一般的なんですが、見ているとかなり出し方がまずい方がほとんどなんです。。
というわけで今回はポートフォリオの提出について、特に注意すべきケース5選についてご紹介してみようと思います!
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一番多いケースがこれです。
基本的に、書類選考は非エンジニアの方が担当しています。
エンジニア転職で失敗しないために 〜採用担当の裏側を理解しろ!〜
ソースコードやGithubのリンクのみではそういった非エンジニアの方は評価が出来ません。
運良く書類が通ったとしても、エンジニアが評価をしようとした際に動作環境の記載がなく実働状態での確認が行えないことも多いため、正しく評価されることはまず無いでしょう。
次いで多いのがこちら、デプロイ先のURLのみしか共有されないようなケースです。
URLが間違っているパターンやLoginができないケースも稀にありますが、説明がない限り全ての機能を一通り確認することは難しいのではないでしょうか。
ソースコードが添付されていれば機能について推測することは可能ですが、書類選考は非エンジニアの方が担当されるケースが大半です。
更に、評価を行っている途中で違和感を覚える挙動があったとしても、説明が無いとそれが意図通りの挙動なのか不具合なのか切り分けが出来ないというのも判断にこまるポイントです。
プログラムである以上、不意に不具合が発生することはまぁ仕方のないことだと考えます。
しかし、ポートフォリオはあくまでも提出物です。
受け取った側 = 採用担当としてはその不具合が起きている状況が把握されているのかどうか?が気になるわけです。
1. 把握していたが対処が間に合わなかった
2. その不具合に気づかなかった
この2択では評価は180°変わると言っても過言ではないと思います。
逆に、不具合が起きていることが即座に共有できる資料が揃っているのであれば、定期的にメンテをしているアピールにもなるので、是非気をつけたいところです。
一般的に、ソフトウェアではREADMEと呼ばれる取扱説明書に相当するドキュメントを用意するのが慣例となっていますが、ポートフォリオたるwebアプリにおいても同じものを用意する方が多いです。
そのREADMEに、アプリを起動するための環境構築手順が記載されていないケースが多々あります。
エンジニアが評価をする場合はソースコードの内容だけでなく、実際にそのプログラムが正しく動くのか?についても検証を行うのが一般的です。
時間が潤沢に取れない中で検証を行おうとしたとき、環境構築手順が記載されていないとその時点で詰んでしまい評価が終了することになってしまいます。
個人的にはこれが一番致命的に感じています。
ソースコードの評価を行う際、ソースコードそのものも見るのですが、個人的に一番見るのはコミットの履歴です。
これはその人がどういう作業を経てこのコードを書いたのか?を垣間見る事ができるためです。
また、採用後は実務でコードレビューを行うことになるわけですが、このコミットが雑なコードは作業の意図が読みづらいため、チェックのコストが非常に高いのです。
採用後にこの点が改善されるかどうかは完全なギャンブルなので、採用には躊躇してしまうポイントです。
ポートフォリオの内容についての評価は、未経験かどうかで若干の差異があると考えます。
未経験の方に特化したポートフォリオの評価ポイントについてはこちらの記事を、
未経験エンジニアのポートフォリオはこの4点を評価します
元採用担当である自分が考えるポートフォリオの作例とポイントについてはこちらの記事を御覧ください!
元採用担当が考える エンジニア転職のポートフォリオの作り方
この記事があなたの就職活動のヒントとなることを願っています!
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