主な業務経験は以下になります:
業務分野:システム開発、プロジェクトマネジメント、採用・研修
開発分野:Webアプリケーション開発、iOSアプリ開発、Androidアプリ開発、業務効率改善ソフトウェア開発、etc...
開発言語:Ruby(Ruby on Rails等)、JavaScript(Node.js、Vue.js等)、Go、PHP(Lalavel、Wordpress等)、Python、etc...
開発ツール:Vim、Git、GitHub、Docker、AWS、GCP、etc...
開発フェーズ:要件定義、設計工程(基本設計・詳細設計)、プログラミング、テスト(単体テスト・運用テスト)、保守・サポート
主な業務経験は以下になります:
SES開発会社:3年
フリーランス:2年半
スマホアプリ系開発会社:3年半
Web系自社開発会社:2年
(副業として、上記自社サービス会社勤務と並行してフリーランスでの仕事を継続 4年)
フリーランス→法人化:2年
高卒でSES企業に入るところからはじまり、今の法人化に至るまで職種が結構コロコロと変わっていることが見て取れるかと思います。
一応その時々の目的というか、やりたいことと条件がマッチしたのでそういう会社に移ったりはしているのでそのあたりを以下で詳しくお話ししていこうと思います。
自分は高校在学中にその後の進路を考えた時に奨学金をもらってまで大学へ行くことにそこまでメリットを感じなかったため社会人になる道を選びました。
特に業種にこだわりはなく、どうせなら給料の高い仕事に就きたいという希望くらいしかありませんでした。
なので高卒求人の中でも給与が比較的高いエンジニア業界へ応募をし、あるSES企業から内定が取れたためエンジニアとして就職することになりました。
後先のことを考えずになんとなくで選んでしまった業種ではありましたが、今自分がおかれている環境や収入などを考えても当時エンジニアとしての道を選択したことは結果として良かったと思っています。
入社当初から現在までの収入の推移は以下の通りです:
1社目: 額面24〜26万円
フリーランス(1回目): 月商50万円〜
スマホアプリ系開発会社: 1社目の1.5倍+α〜2倍弱
Web系自社開発会社: スマホアプリ系開発会社とほぼ同額
フリーランス&法人: 月商100万円〜
(もっと上げてく想定、現状手が回っていない、、)
一番最初のSES企業では自分の他にも20代前後の同期が8人ほどいました。
入社後3ヶ月ほどの新人研修を終え、自分以外の同期がどんどん常駐先へ働きに出ていく中、
自分だけは案件にアサインされることなく、はじめの1年程度は自社に留まって社内アプリの開発をひたすら行っていました。
これ理由に関しては、会社の人から「君にはアサインできる案件がないんだよ」
と一年近く言われ続けていたことに基づく個人の憶測ではあるのですが、、
一般的には社員を企業へ常駐させる場合「概ね3年程度の実務経験がある人材である」という大まかなセオリーが存在します。
つまり20歳を超えていた同期達であれば「高卒で18歳から働いている」というテイで営業担当が経歴を盛って企業へ話をすれば企業側も深く詮索することはないので契約は比較的容易に交わすことができる可能性があります。
しかし、入社当時の自分は18歳。
3年の実務経験があるのだとしたら15歳くらいから働いていることになり、経歴を盛ると話がおかしなことになるので
おそらく自分だけどこにもアサインされずに社内にしばらく留まらざるをえなかったのではないか、という見解に至っています。
けーいち
今の世の中コンプライアンスがかなり厳しいので、この話が事実だったとしても現代でこのようなことをやってる企業はさすがにないと思いますけどね。
常駐先での業務は開発工程の中でいうところの詳細設計が終わった段階(プログラミング、テストなどの段階から)からアサインされることが多かったです。
案件にアサインされるようになった当初は業務のハードルが低いテスターとして参画していましたが、時折り巷で噂されるような
「何年もテスターの作業だけしか任せてもらえず、エンジニアとしての成長を感じられなかった」
といった経験は自分の場合はありませんでした。
けーいち
退職前あたりに携わっていた案件では設計のフェーズから携われる現場もあったので、そういった点では当時の環境は恵まれていたのかもしれないです。
自社内でアプリ開発を行っていた期間が長かったとはいえ、それによって一連の開発工程を経験できていたこともその後の業務において有効だったと感じています。
入社して3年が経過した頃、会社を辞めたいと思うようになり、自分にも回してもらえそうな仕事の当てが複数件あったということから
「一人でもどうにかなるだろう」という考えで会社を退社し、フリーランスへ転向することになります。
会社を辞めようと思った理由はいくつかあり、その中でも一番大きな要因は
「この会社では社員は人として見られないんだな」と感じてしまったことが何度もあったからです。
特にそう感じた大きな出来事はふたつほどあります。
ひとつは、会社側の勤怠管理の問題で終電がなくなり常駐先から帰れなくなった時、
自社の現場管理者から近くに泊まっていくよう促されたものの宿泊費に関しては一切の補填がでなかったこと。
ちなみにこの時アサインされていた案件が炎上案件(トラブルによりどう考えても納期が間に合わないような案件)で
毎日終電まで帰れず、月の稼働時間は220時間超え、更に通勤に往復で3時間と、かなり身体的に辛かった環境下での出来事だったので当時はそういったぞんざいな扱われ方に不信感を抱いてしまいました。
そしてもうひとつは、東日本大震災があった時の話。
常駐先としてもしばらくこちらに仕事を振れるような状態ではなかったため、責任者の方から「会社の方にも連絡を入れておくからしばらくは仕事は休んで家庭のことを考えた方がいい」と言ってくれたのでそのまま会社へ戻ることになりました。
しかし、上司からは「現場へ行かないと金にならないから」という理由で再び現場へ向うよう指示されたのです。
結果、先方への連携が取れないうちに現場へ向かうことになってしまい、常駐先の人からは「あれ?なんで来たの??」と驚かれる(困らせる)ことになってしまいました。
けーいち
この時、この会社は「社員のことを守ろう」とか「大切にしよう」という認識がない会社なんだなと強く思うようになってしまいました。
ちなみに同じ年に入社した同期のほとんどは自分が辞める頃には既に辞めてしまっていて自分が最後の1人か2人か、という状況でした。
独立した当初こそ知人からのツテで回してもらっていた案件をこなすことで食いつなごうとしていたのですが、これがそこまで長くは続かず程なくして仕事が途絶えてしまった時期がしばらくあります。
けーいち
新しく案件を探すにもどこへ行って探せばいいのかがあまりよくわかってなかったんですよね。
当時からクラウドソーシングというサービスは存在していたものの今ほど普及していなかったように思います。
自分は「個人で設計から納品までを行うことができる受託開発の案件」の募集を探したりしていました。
つまり、お客さんの要望を聞いてシステムの仕様を詰めたりと顧客折衝を行いながら1から全部自分でやらなければならないため労働コストが非常にかかるうえ、契約形態としても納品が完了しないとお金にならない「請負契約」となることが多いため、入金面でのリスクが付きまとう仕事ということになります。
それなのに。提示される価格相場が大分安く、とてもその労力に見合う金額ではなかったため手を出すことができませんでした。
けーいち
あとは単純に自分で1から設計を進めていくようなスキルが当時は十分ではなかったという理由もあります。
そんな折、前職の後輩経由であるSES企業を紹介してもらう機会があり、
そのSES企業からフリーランスとして業務委託案件を受けることでなんとか仕事を継続していくことができました。
一方で、配属された現場(コミュニティ)の方針が保守的だったこともあり、一度流れを覚えてしまうとそれ以上のレベルアップを実感することができないない環境でした。
けーいち
現状のサービスで特に問題ないんだから特に新しいものを取り入れる必要とかないじゃん?っていうスタンスに自分には見えたんですよね。
なので「この働き方をずっと続けたところで何か先に進めるのか」、「自分の市場価値はこのままだとどうなっていくのか」ということに当時は疑問を感じていました。
フリーランスを始めた当初の自分の予定としては「常駐ではなく個人で開発案件を受託する」という予定だったのに、
実際にやっていたことは前職でやってきていたことの延長戦上でしかありませんでした。
けーいち
ここで再び自分で取りたい案件を自分で探し始めるようになります。
理想の案件を得るため、自分は最初にレバレジーズ(レバテックフリーランス)のエージェントサービスを利用しました。
けーいち
ですが当時の自分のスキルセットと年齢面の問題から「紹介できる案件はない」と一蹴されてしまいました…
今思うと当時の自分のスキルセットが大規模案件で使うような言語のセットだったので単発の仕事には向かなかったのだと思います。
ならば大規模案件ならいけるのか?といえばそういうわけでもありません。
大抵の場合は大規模案件に参画するためには大卒(或いはそれ相応の年齢)以上であるという条件があります。なので高卒で21歳の自分は条件が満たされていませんでした。
さらに自分は2年で最初の会社を辞めているので「ひょっとしてチームで働くことができない人なのでは?」といった印象も持たれていたかもしれません。
けーいち
要するにエージェント側も素性のわからない人間を企業へお金をもらって紹介するので、厳しく見定める必要があるんです。
今までは知人のツテがあったおかげでそれなりの給料でそれなりの仕事を獲得することができていましたが、
いざ自分の力だけで営業しようとしても現状のスキルでは箸にも棒にも掛からないということをここで思い知ることになりました。
さらに言うと、仮に大規模案件の紹介をしてもらえたとしても給料の一部はエージェントの方へ紹介の手数料として引かれるため、単純に今までと同じ仕事をしているのに給料が10万円くらい低くなるだけというのが実情でした。
もうひとつ当時の自分の認識が甘かったと感じたことが「フリーランス(=業務委託)の役割」についてです。
当時の自分のスキルが不十分であるということは自分でもある程度わかっていたことでした。
しかしそうだとしても、ある程度の実務経験があればもっと簡単に新しいことにチャレンジできるような案件がとれて、スキルアップしていけるだろうと考えていました。
けーいち
ここでイメージしていたのは「触れたことがない開発言語での案件」や、「やったことがないリーダークラスの案件」といったものです。
よく考えればそんな虫のいい話あるわけないんですが、当時はそれに気づいていませんでした…。
他の職業でも当てはまることですが、業務委託というのは発注者側の手が回らなかったり、技術的にできなかったりする業務を一時的、ないしは補填的に頼むものであって、当然ながら発注者はその時に頼んだ仕事を確実にこなせる人しか雇いません。
つまりフリーランスエンジニアで仕事をするには、すでに経験したことがあって確実にこなすことができる作業以外のことはできないということです。
なので実務3年程度のペーペーのエンジニアがフリーランスになってできる仕事なんてものは高が知れていたということです。
当時の自分としてはなぜチャレンジさせてくれないのかと思っていた節がありました。
しかし経験を重ね、ましてや法人化もした今になって振り返ると、当時の考えは到底ありえない希望的観測であったことを痛感します。
けーいち
自社の社員でもない人間にできるかどうかわからないことを、お金を払い、リスクを負ってまで依頼するような顧客なんて普通に考えたら居るわけがないんですよね。
これ、今の世の中のフリーランスを夢見てる人にも「仕事を請ける自分ありき」で話が進んでしまっている人が多いように感じています。
なかには当時の自分と同じような考え方をしてしまっている人もいるかもしれません。
ですがそういった人たちに伝えたいことは経験の浅いエンジニアがフリーランスになっても、そこからチャレンジを経て成長できるチャンスが与えられるなんていう希望はほぼ0に近いということです。
この辺りの話は以下の記事の「2.上流工程に参画できるチャンスが少ない」の項目でも解説しているので気になる方はチェックしてみてください。
そしてここでの2年半のフリーランスの経験を経て
「このままエンジニアとしての経験が浅いままフリーランスを続けるよりも、再就職して上流工程を経験した方が将来的には良いのかもしれない」
と感じるようになり、再度就職してそのなかでスキルアップをしていく決意をします。
就職を決意してからは転職エージェントを経由してスマホアプリ系の開発を行っているベンチャー企業へ入社することなります。
転職先を決めるにあたって自分の中で重要視していた点としては
ということでした。
けーいち
当時は「上流工程へのチャレンジ」を課題に感じていたので、それが可能な会社か?が第一にありました。
ここでの業務は常にチャレンジの連続でした。
新しい言語の習得、PM、採用担当などが任せられるようになり、自身のキャリアの再構築という面ではとてもうまくいったと思っています。
再就職をして最初に一番驚いたことが給与面でした。
けーいち
1社目の時点からスキルセットは大して変わっていなかったに、入社が決まった時点で給料がいきなり1.5倍に増えました。
なんならフリーランスの期間を間に挟んでいるので2年分余計に歳を食った分、そういう意味では市場価値が落ちてると自分では思っていました。
なので自分が思っていた以上に会社からの評価が高くなるということはまったくの想定外でした。
けーいち
それでいうと就職市場においても自分の市場価値をある意味で見誤っていたなと思います。
つまりここで何が言いたいかというと、
自分の価値はスキルによってではなく、会社の判断*によって大きく左右する可能性もあるので、
もし今と同じスキルでより高い給与を提示してくれるところがあって今いる会社にとくにメリットもないと感じるのであれば、
迷わず転職という選択をしても良いかもしれないと個人的には思う。
ということです。
けーいち
どれくらいのスキルがあればどれくらいの給料がもらえるのか、という自分の市場価値は定期的に把握するようにしておいた方がいいかもしれないですね。
※給与や昇給については【会社の経営層の思想】や【資金の潤沢さ】、【採用する人材のどういったところにポテンシャルを見出すか】などによって変化してきます。
このとき勤めていた企業も同様で、自分が開発チームのPLを任されるようになったときの昇給幅はとても大きく、入社時点から更に20%程度の増額となりました。
けーいち
経営陣はメガベンチャー出身でそれなりの待遇を受けてきていた人たちが中心だったことも影響したのか、ベンチャー感を感じた一幕でしたね。
山あり谷あり順調に勤めていたんですが、とある炎上案件の火消し役としてプロジェクトリーダー(PL)を引き継ぐことになりました。
毎日終電まで、もしくは泊まりがけで業務にあたり、納期を守るために施せることは全て行い、その甲斐あってどうにかプロジェクトは立ち直り、無事リリースするまでに至りました。
しかし、上部からの評価は自分とはまったく違うものでした。
当時請け負った案件はかなり無理筋なオーダーであることを経営クラスはみんなわかっていたはずなんです。
それでも事情を聞いた自分が「ダメ元とはいえ全力でやります」という形でPLを引き受けて、チーム一丸となって複数回の無理筋リリースを通しました。
なのに、評価の段階になって上部が口にしたのは
「売上が上がっていないのはエンジニア側のフィードバックが少ないのも一因」
「そもそも勤怠が悪い」
といった揚げ足をとるようなことに終止するばかりで、「無理を叶えたチームへのねぎらい」が全く無かったのです。
このチームは自分も含めて4人で開発していましたが、このプロジェクトのあとで2人は辞めてしまったし、自分もこのプロジェクトを離れてから1年と経たずして辞めています。
けーいち
今思えば、その点のカバーが少しでもあれば、結果は違ったかもしれないですね、、
そんな企業の考えに不信感を感じながら働いていた時に、あるWeb系のスタートアップ企業からお声がけをもらったのを契機に転職をすることになります。
新しい会社へ転職を決意する際の判断基準としては
といった点を重視していました。
けーいち
この時の場合は前職と同じ金額で、かつ今後自分の強みとして伸ばしていきたい分野を扱う職種だったということが決め手になりました。
主に行っていた業務は前職と同様、設計〜開発を主にやっていました。
このプロダクトはB2Cの物流システムだったため、実際に導入する現場に出向いてオペレーターと一緒に手を動かす、といった場面もありました。
けーいち
仕事面の変化として一番大きかったのは業務形態がフルリモートになったことでしたね〜。
けーいち
しかしなんと今度はこの会社が倒産してしまいます(笑)
なのでまた新たに仕事を探す必要に迫られたわけなのですが、実はこのとき既に副業としての開発保守案件も並行して請け負っていました。
そのため、会社が倒産したからといって全くの職なしというわけではありませんでした。
一方で、この副業案件も当時は作業量がそこそこ多く、再就職をしてフルタイム稼働と並行するとなると少し負担が大きすぎると感じたため、
既存の案件+週3、4日など調整が利く仕事を選んでこのまま専業のフリーランスとして働いた方が良いだろうと考え2度目のフリーランスエンジニアとして人生を歩んでいくことになります。
2度目のフリーランスになってからの主な業務は以下の通りです。
自社開発:某ECサイトのハッキングツール(セキュリティツール)開発&保守
SES開発:会社に出向しての開発作業
プログラミングスクールメンター:生徒さんの学習サポートや、1人あたり週1hのメンタリングの実施
けーいち
ちなみに自分の場合これらの案件を獲得したルートの約9割はリファラル(知人からの紹介)によるものです。
残りの1割はコロナ禍で仕事が打ち切りになったりなど案件が激減してしまった際に利用したエージェント経由になります(このエージェント自体も知人からの紹介)。
序盤で経験がないとフリーランスで案件を獲得するのは難しいという話をしましたが、この他にもフリーランスで案件を獲得していくうえではエンジニア同士の人脈がしっかり築けているかということが非常に重要なポイントになってきます。
「なぜ重要なのか」については以下の記事で解説をしていますのでこちらも是非参考にしてみてください。
正直、プログラミングスクールのメンターという職業は大抵の場合そこまで儲かる仕事ではありません。
けーいち
人に教えている時間があるくらいなら、その時間も自分で案件取って開発していた方がお金になります。
結果、技術力のある人ほど「メンターになろう」とは思わないんですよね。。
自分も当初メンターのお誘いを受けた時に単価が他の案件の半額程度だったのですが、どうやら業界全体の相場的にはそこまで安い金額でもないようだったことに驚きを隠せませんでした。
現状のプログラミングスクールの経営モデルでノウハウを十分に培ったメンターを雇えるだけの資金を持ってる企業というのは極めて稀だと思います。
実際、自分たちでプログラミングスクールのサービスを立ち上げることも検討したことはありますが、やはり運営面/資金繰り面での問題から実現はできませんでした。
それだけメンターという職業は給料が買い叩かれていますが、あえて自分が続けている理由としては以下のようなものがあります。
このあたりを詳しく説明していると話がかなり長くなってしまうので、また別の機会にお話しさせていただこうと思います。
フリーランスとして2年ほど活動していたなかで、個人事業主として続けていくよりも法人化してしまった方がメリットとして大きいと感じた部分がいくつかあったので事業を法人化することにしました。
大きなメリットとしては以下の3つになります。
個人と法人とでは、法人の方が会社組織という扱いになるため、「登記できる住所が持てる」とか「資本金として一定の額のお金を集めることができる」といった信用力を担保する情報を公的なものとして登録する必要があるため、企業側からみたときの信用力は高いといえます。
けーいち
個人と法人の違いを平たく言えば、法人の方が圧倒的に「逃げにくい」のです。
法人って代表者の住所も登記情報に載りますし、住所等の情報を適切に更新しないと罰則もあります。
そして契約の締結が法人同士になるということは顧客企業は「あなたの会社にこの作業を任せますよ」と言っていることと同じ意味合いになります。
結果これの何が良いかというと「作業をするのが会社のどの従業員なのか、そしてどういった仕事の振り方をするかというのはこちら側で自由に決めることができるようになる」ということです。
これによってもし仮に実務経験を必要としているような人が自分の周りにいた時に、業務委託として自分の会社に来てもらい作業を代わりにやってもらうということができるようになります。
これが法人化せずに個人で仕事を請け負った場合、上記のような「再委託」を行おうとすると信用力や契約内容といった種々のハードルが立ちふさがることになるため、簡単に通る話ではなくなってしまいます。
けーいち
再委託するとなると発注側だってちゃんと納品されるのか、クオリティは担保できるのか等々、心配になるのは当たり前の話ですよね。
結果、契約が複雑化したり、そもそも依頼できないような状況になるわけです。
フリーランスとして活動している人たちのひとつの目安として「売上が1000万円(もしくは900万円)を超えてくるようなら法人化する」というのが一般的です。
所得税の税率が個人にかかる場合と法人にかかる場合とで違いがあったり、消費税の納税義務を若干先に延ばすことができたり、税制上の恩恵を受けやすくなるのがこのラインであるため、自身の収入のタイミング的にも妥当な判断だったのかなと思っています。
けーいち
[所得税率 法人 個人]とかでググると詳細や画像が出てくるんですが、330万円以上の売上が出ている場合、800〜900万円のとき以外は圧倒的に税率が低いのです。
ここまで読んできた方ならおわかりだと思いますが、自分自身かなり行きあたりばったりでキャリアの形成を行ってきたという背景があります。
なので、当時を振り返ったときに「もっと早い段階で知っておきたかったなぁ」といったノウハウやマインドというものがたくさんあります。
それは一概にキャリアプランに関することだけではなく、
「こういう作業の進め方っていいよね」とか「こういう道具使うと結構いいよね」
だったり「体調は崩しやすいから健康面ではこういったことに気をつけよう」といったものだったりと多岐にわたります。
要するに自分はサーチバンクというサイトを通してエンジニアのQOLそのものが向上されるような情報発信を目指しています。
それによってエンジニアを志していたのに途中で断念してしまった人や、これからエンジニアを目指していきたいと思っている人、後進の育成に携わっている人たちの手助けに少しでもなれれば良いなと思っています。
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