ハローエンジニア!
プログラミングスクールのメンターとして活動していると、生徒さんの就職活動をサポートするシーンがあります。
未経験での応募の場合はポートフォリオを提出するのが一般的なんですが、かつて採用も担当していた立場からすると違和感を覚える事がありました。
そこで今回は未経験者に贈る、採用時の狙うべきポイントとポートフォリオの意識すべき点についてご紹介してみようと思います!
プログラミングスクールで生徒さんと話していると、採用担当者の期待値と生徒さん本人の目指そうとしている方向性にズレがあることに気付くことが度々あります。
大前提として、技術が必要であれば経験者を採用すればよいわけで、未経験採用を行っている企業は技術を求めていないのです。
また、プログラミングスクールについては3ヶ月程度での卒業を目指すわけですが、3ヶ月で身につく技術レベルには限度があります。
未経験採用において、採用担当が一番気にしているのは育成コストの低さです。
具体的には以下の点となります。
業務に入った際に一番重要なポイントはこの基礎が身についていることだと考えます。
これが出来ている/出来ていないでは、業務参画後の成長スピードに大きな差が生まれてしまいます。
特にわからないことに直面した際、ある程度自走して問題の解決を図れるかどうかは非常に重要なポイントとなります。
また、自己解決が難しいと判断するまでの時間が適切であったり、報告を上げる際に状況の把握&整理が出来ていると、手がかからない人材として育成コストが下がります。
学習のペースについては遅すぎなければ十分です。
在学が長い場合でも、本業や学業のために投下時間が少ないケースもあるため、一概に判断するのは早計です。
一般的なプログラミングスクールは3ヶ月を学習機関として定めているケースが多いですが、具体的には200〜300時間を学習時間として見込んでいるようです。
学習のペースが早ければ、実務に入った際の早期戦力化が見込めます。
具体的にはトラブルに遭遇した場合やレビューなどで実装を行った際の意図を確認した際、状況の説明を適切にできるかどうかがポイントとなります。
プログラミングは想像以上にコミュニケーションが重要な業務となっています。
基本的にシステム開発とは仕様や顧客が望んでいるものなどといった抽象的な概念を形に起こす仕事を複数人のチームでこなす仕事になります。
そのため、コミュニケーションが円滑でない場合は想像を絶するトラブルに見舞われるケースが多々あります。。
前述の通り、抽象的な概念を形に起こす仕事であるため、機微に気づける人のほうがよりよいシステムを組める、という考え方です。
例えば、Webアプリについては一般の人が触れるシステムとなる可能性が高いです。
こういったものは画面の構成や機能など、少しの工夫で大きな差異が生まれることが多々あるため、利用者の立場や属性などといった点まで意識が向けられる人は非常に需要が高いです。
これはオマケ的な要素となります。
コーディングやコミットの内容が主要な判断基準となります。
ここが甘いとコードレビューのコストが跳ね上がることになるので、自分が採用を行う場合は必ず確認している内容になります。
まずは見た目です。
書類選考は非エンジニアの方が担当するため、見た目が一番気を配るべきポイントになります。
エンジニア転職で失敗しないために 〜書類選考の攻略法を考える〜
上記でも挙げたように、入社後の姿をイメージする場合に非常に強力な武器となります。
GithubのPullRequest機能やIssue機能など、社内で利用しているサービスやそれと同等な機能を利用していれば、入社時点でのギャップが少なく済むことが考えられます。
ポートフォリオは成果物を出すことばかりに目が行きがちですが、その作業の進め方も重要なポイントとなります。
どのようにタスクを管理しているのか?見つかった不具合をどういった優先順位で対応しているのか?などがわかると、安心感が持てます。
今回は未経験者のポートフォリオについて意識すべき点を挙げましたが、全般的なポートフォリオに対するポイントはこちらの記事を御覧ください!
エンジニア転職でのポートフォリオは提出方法が命です!
元採用担当が考える エンジニア転職のポートフォリオの作り方
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