プログラマカレッジをタダで勉強だけして辞めようか考えているアナタへ

記事更新日: 2021/08/28

ライター: せきぞー

プログラマカレッジは多額の受講料を支払わずとも、無料でプログラミングの学習ができるということで、とても注目度の高いプログラミングスクールです。

なかでも、

途中で研修を辞退したり、就職が決まらなかった場合に罰則として違約金を支払う必要がないということが大きな魅力のうちのひとつです。

 

無料と言っておきながら実は条件を設けているプログラミングスクールが多いなか、

完全無料で受講ができるプログラミングスクールというのはとても貴重な存在です。

 

しかし、

どういうわけか 無料 と言われると

何か裏があるんじゃないか…

と勘ぐってしまうのが人間というもの。

 

無料と言っておきながら実はやっぱり違約金があるのではないか…

ひょっとして無料で辞められる期間に限りがあるとか…

実は、別の講座に誘導されてそこでお金を取られるのではないか…

一度入ったら辞められないように囲い込まれるんじゃないか…

とりあえずお試し感覚で受講してみたいんだけど怒られるんじゃないか…

タダで勉強だけして辞めるとかそういうのは無理なんでしょ…

 

などなど。

 

今回はこういった素直に感じた疑問を少しでも解消できるよう

広範囲に渡り調査をし、見解をまとめましたので是非ご一読いただけますと幸いです。

 

プログラマカレッジの全容について知りたい方はこちらの記事をご参照ください。

違約金はない

プログラマカレッジは無料で研修を受けることができ、途中で辞めても罰則金を支払う必要はありません。

公式のHPでも「違約金は設けていない」ことが謳われています。

一部のスクールでは受講料無料と謳っていても就職できなかった場合や研修途中で辞めた場合には違約金を設けています。当社では、これらの場合も一切”無料”です。就職に自信を持っているからこそできる仕組みです。

引用:プログラマカレッジ公式HP

違約金がない理由

プログラマカレッジのビジネスモデルはそもそも登録企業に受講生の就職が決まった時の紹介料&協賛金で運営が成り立っています

画像引用:プログラマカレッジ公式HP

つまり、受講生から受講料をもらわなくてもスクールを運営していくことは可能な仕組みになっています。

とはいえ、受講生の就職が決まらずに途中で辞められてしまってはそれまでの労力が水の泡になってしまいます

 

なのでここで運営側の対策としては、

  • 企業努力で就職の成功率がとにかく高くなるようノウハウを駆使する

  • 一定数の受講生が途中辞退しても運営が成り立つように一人あたりの企業への紹介料を多めにもらう

  • 違約金はないと謳いつつ、受講生が辞めないようにどうにかして引き止める

 

といったあたりになってくるのではないかと予想されます。

 

最初の2つに関しては、受講生側への影響というものはほとんどないはず。

しかし、

3つ目の「辞めないように引き止められる」というようなことが仮にあったとしたら、受講側としては入学に躊躇してしまう要因になるのではないでしょうか。

 

実はめちゃくちゃ辞めづらい?

単純に考えたら、お金を払わずにプログラミングが学べて、そのまま辞めれるのであれば、

それはビジネスではなくただのボランティアになってしまいます。

 

そこで受講を検討する側としては

運営側はあの手この手を使って受講生を囲いこもうとしてくるはず…

と考えることは割と自然なことかと思います。

 

では、実際のところどうなのでしょうか?

 

実際に辞めたという声

 

あと、プログラマカレッジの話なのかどうかは定かではありませんが

似たようなビジネスモデルの無料プログラミングスクールのことについて書かれているこちらの記事でも、「受講期間中に一定数が辞退した」ということが言及されています。

参考までに。

 

いろいろと調べた限りでは「途中辞退の際に問題があった」といったコメントを見つけることはできなかったので

「無理やり引き止めれられる」というようなことはないと捉えても良いのではないのでしょうか。

 

加えて、もちろん時期にもよると思いますが、上記のコメントを読む限りでは「同期が全員完走できた」時のほうがひょっとして珍しいのではないかといった印象を受けます。

 

つまり悪く言えば、プログラマカレッジでは「ボランティア同然で勉強だけして辞める」ということも比較的簡単にできてしまうということになります。

 

ただ、そこまで受講生の就職に対して自信があって、講座内容にも定評があるスクールです。

せっかくならプログラマカレッジでしっかり就職まで決めよう!

と考える人が大半でもおかしなことではないでしょう。

 

とりあえず受講してみてから考えていきたいんだけど、辞めづらかったらどうしよう…

 

そういった理由で受講するかを迷っている人であれば、一度受講してみてから継続していくかを考えてみても遅くはないかもしれないですね。

 

気になったらまずは無料相談

 

とはいえ誰でも入れるわけではない

ここまで読んで

自分はスクールへの恩義とかは一切気にしないから勉強だけさせてもらって、就活のタイミングできっぱり辞めさせてもらいますわー

と思った方もいるかと思います。

 

ですが、

 

近年の経済危機に伴い、今は業種を問わず就職難が騒がれている時代です。

 

それに従いプログラマカレッジでは、少しでも就職できる可能性が高いと見込める人に限定して受講ができるよう、受講者をスクリーニングにかけています。

 

つまり、

 

途中辞退のハードルこそ低いですが、入学のためのハードルは以前にも増してかなり高くなっています。

 

個人面談で入学を断られた

プログラマカレッジでは受講希望者向けに随時説明会が行われ、学習内容などについての説明を受けることができます。

そして説明会を踏まえた上で個人面談を行い、受講する意向などの確認があります。

しかし、こちらの個人面談の際に「入学をお断りされてしまった」といった声がネット上でいくつか散見されたので、こちらにも掲載させていただきます。

mistaさん
評価:

<前略>
しかし、個人面談で職歴を伝えたら、転職回数が多かったり勤務期間が短いと就職が難しいから、と遠回しに受講を拒否されて、「うちもボランティアで教えている訳では無いから中途半端な気持ちで受講するならやめた方がいい」とまで言われました。
あくまで就職の可能性がある人を選別してるみたいです。
引用:Googleのクチコミ
Chelsea 0000005さん
評価:

説明会では色々と詳しく教えて貰いましたが、その後の個人面談にて転職回数が多い且つ職務期間が短かったりすると受講が「難しい」と拒否される可能性もあるので、これから受けようと思っているけどこのような経歴の方(中々いないと思いますが)はご注意下さい。
<後略>
引用:Googleのクチコミ
N 3541さん
評価:

他の方も書いているが、転職が多かったり職務期間が短いと断られる。無料で受講できる代わりに提携先企業に就職することが前提なので就職の見込みがある人のみを選考することには納得。
<後略>
引用:Googleのクチコミ

上記のコメントからは、主に過去の職歴が判断基準として重視されていることが見て取れると思います。

 

加えて、プログラマカレッジで学習を終えたあとに

「継続して就職活動もしっかり行っていく」という明確な意思表示が問われてくるでしょう。

 

さらに、2021年7月より受講可能な年齢制限が29歳から26歳にまで引き下げられてしまいました

このことからも、近年の就職活動がかなりシビアな状況になってきていることが察知できるのではないでしょうか。

 

ただ、逆の発想としてはプログラマカレッジでの受講が可能と判断された場合、

これからエンジニアとしてキャリアを積んでいける見込みが「ある程度は」あると判断されたとも捉えることができるので、

「今後の進路の判断基準」として個人面談を利用してみるというのもひとつの手段かもしれません。

 

個人面談で自分の市場価値を確認する

 

まとめ

個人的な意見としては、

たとえはじめから就職するつもりがなく、個人面談での審査をかいくぐり、丁寧に勉強を教えてもらったにも関わらず途中辞退をすることは、自分がそれでいいと思うのであれば一向に構わないと思います(考えることはしても実際に行動に移す人はごく少数であるはずなので)。

 

ただ、目的がどうであるにしても、受講を検討している人は

まずプログラマカレッジが誰でも簡単に入れるようなスクールではなくなってしまっているということを認識しておくことが、まずひとつ。

そして入学するための個人面談において、プログラマカレッジを通して就職を成功させるつもりであることは大前提として面談に望むことをおすすめします。

 

ー以下、余談ですー

 

プログラミングスクールは初学者・未経験が歓迎であることを謳っているところが多いですが、

もし事前に自分で学習を進めておける余裕があるのであればProgateなどを使用しながらできるだけ予備知識を蓄えておくことをおすすめいたします。

少しでも周りと差をつけておいた方が面談時に就職には有利に働くと捉えられるでしょうし、研修でついていけなくなるといったことを防ぐこともできるかもしれません。

ちなみに、プログラマカレッジでは定員数に限りがあるため申し込んだからといって必ずしも直近の研修をすぐに受けられるようになるとは限りません。

そうなった時のためにもプログラマカレッジの受講を検討している方は早めの申し込み時間が空くようなら事前の学習を頭に入れおくことをおすすめいたします。

 

無料相談(説明会申し込み)はこちら

 

また、今回は主に「受講する前から辞めることを考えている場合」を前提に若干話を進めてきていましたが、

受講している最中に辞めるべきか判断するにはどうすれば良いのか」についてはあまり取り扱わなかったので、そのあたりに関してはまた別の機会にお話しさせていただけたらと思います。

 

この記事を書いたライター

せきぞー

詳細プロフィール

普段は野外イベントの設営など行っています。

出来るだけ読者の方の視点に立った執筆を心がけていきます!

物静かな性格なため時折南の島に佇む某石像と勘違いされることもあるとか、ないとか。

Twitter:@100Sekizo

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