12月14日(月)午後9時ごろ(日本時間)から45分間、YouTubeやPlayストア、Googleドライブなど、Googleの各種サービスが利用できませんでした。
この障害は日本時間の14日午後9時32分に問題は解決しており、大規模障害の原因は各種サービスにログインするための認証ツールの問題だったと、Google公式から伝えられました。
なぜ認証ツール問題が、YouTubeやPlayストアといったサービスが利用できない状況へと繋がったのか、詳細を見ていきましょう。
今回の大規模障害の原因は、各種サービスにログインするための認証ツールのストレージクォータの問題だったと、Googleがガーディアンなどのメディアに次の声明文を送りました。
Today, at 3.47AM PT Google experienced an authentication system outage for approximately 45 minutes due to an internal storage quota issue.
Services requiring users to log in experienced high error rates during this period. The authentication system issue was resolved at 4:32AM PT. All services are now restored. We apologize to everyone affected, and we will conduct a thorough follow up review to ensure this problem cannot recur in the future.
(訳文)
本日午前3時47分(太平洋時間)、Googleは内部ストレージのクォータの問題により、約45分間、認証システムの停止を経験しました。
ユーザーのログインを必要とするサービスでは、この間に高いエラー率が発生しました。認証システムの問題は、午前4時32分(太平洋時間)に解決されました。現在、すべてのサービスが復旧しています。影響を受けた皆様にお詫び申し上げますとともに、今後この問題が再発しないよう、徹底したフォローアップ調査を実施してまいります。
この声明では、Googleおよびサードパーティのサービスへのログインを管理する認証ツールの障害だったと説明されました。
ストレージクォータ(ストレージが不足すると自動的に割当を増やす)ツールが正常に動作しなかったため、認証を処理するサービスが機能低下に陥ったとのことです。
この問題により、YouTubeやPlayストアなど、Google認証が必要なサービスが利用できなくなりました。また、Googleの認証プラットフォームを利用するサードパーティのサービスにおいても、同様にユーザーのログインができませんでした。
利用できないGoogleのサービスは、Google Workspace ステータス ダッシュボードから確認できました。
この障害により、GmailやGoogleカレンダーなど、ログインしないと利用できないサービスは完全に利用できなくなりました。
YouTubeなどは、Googleアカウントにサインインしていると利用できなくなりましたが、プライベートモードでサインアウト状態で接続すると利用できたようです。
アッほんとだシークレットウィンドウで開くとYoutube開ける
— laiso (@laiso)December 14, 2020
現在は回復していますが、いずれにしてもGoogleのサービスの大きさを改めて認識させられる大規模障害でした。
YouTubeやAndroidスマートフォンをはじめ、私たちは様々な場面でGoogle認証を有効に活用していました。そのぶん、今回の障害ではどれだけのサービスがGoogleという巨人に支えられていたか実感することとなりました。
利便性の高さからGoogle認証を使う場面が変わることは当分ないですが、今回の出来事を現実に起こりうるリスクと認識したうえで、Googleとどのような付き合い方をするか考えてみてもよいかもしれません。
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