9月24日の朝7時より任天堂の最新情報を配信する「ニンテンドーダイレクト」にて、
Nintendo Switch Onlineの追加プランの発表がありました。
そのプランの内容がなんと、本年の10月下旬よりNINTENDO64とメガドライブのソフトのプレイが可能になるというもの。
特に筆者がこの発表で胸を熱くしているのが、NINTENDO64の方である。
N64といえば、今から25年前のゲーム機ですから、筆者と同じ30代であればまさにドンピシャ。幼少期の思い出そのもの。
毎日学校から走って帰っては友達とテレビを囲んで画面にへばりついていたものです。
自分はN64と共に育った。
否、N64に育てられたと言っても過言ではない。
筆者にとってたくさんの思い出が詰まったN64。
それだけ熱中していたのには、それなりの理由がもちろんあるのです。
そしてそれは今の世代の子どもたちにも十分通用する要素だと思っています。
是非これからNintendo Switch OnlineでN64をプレイしてみようと思っている方々へ向けて、
これからそのN64の魅力について個人的に絶対に外すことのできないゲームソフトを5本に絞り、それらを踏まえながら解説していこうと思います。
このページの目次
画像引用:Wikipedia
NINTENDO64は1996年に任天堂から発売された家庭用ゲーム機で、通称64(ロクヨン)と呼ばれ親しまれてきました。
ファミコン→スーパーファミコンと続いた後のゲーム機であったため、当初の企画段階での名前は「ウルトラファミコン」だったとか。
機体のスペックについては、スーパーファミコンのCPUが16ビットであるのに対して、N64はその名の通りCPUが64ビットもあり、高度な演算能力が備わっていたことから、
それまで2Dが主体だったゲームから、3Dで楽しめるゲーム主体に移り変わったことが大きな特徴となっています。
2Dから3Dのゲーム世界へ
当時は「2Dから3Dに変わってだけでこうも変わるか!!まるで現実世界じゃないか!!」といった驚きと感激を隠せませんでしたね。
また、それまでの十字キーで操作するコントローラーから、さらに3D(サンディー)スティックと呼ばれるアナログコントローラーを追加されたことにより、操作の自由度が格段に上がりました。
画像引用:任天堂
そして個人的に一番感動的だったのが、付属品なしで4人まで同時プレイが可能になったこと。
スーパーファミコンのマルチタップを買ったのでボンバーマンが5人で遊べるようになったぞ そこまでの大人数がいる状況はなかなかないのだけどpic.twitter.com/PT4ZfYaiFE
— redpizza (@Redpiza)February 23, 2020
スーパーファミコンの時代でも3人以上でプレイすることが可能なゲームソフトはいくつかありました。
しかし、スーパーファミコン本体にはコントローラーの挿入口が2つしかなく、マルチタップという付属品を追加で購入することでしかプレイを実現することができませんでした。
当時ゲームソフトひとつ買ってもらうことさえ一苦労だった子供にとって、追加でマルチタップの購入までおねだりするのは、なかなかのハードルの高さでした。
なのでマルチタップが家に置いてる友人というのは周りから一目置かれていた。ような気がします。
その点、N64ではコントローラーを一人1台ずつ持ち寄れば手軽に4人まで同時プレイが可能で、この変更点は本当にありがたかったですね。
この仕様により、複数人での対戦が可能なゲームタイトルがスーファミ時代より増えたこともうれしかったです。
今回の発表により「プレイ可能が決定しているN64のゲームタイトル」は以下の8点です。
そして、今後随時追加予定とされているタイトルが以下になります。
そして今回は、現段階でわかっている上記タイトルの中から個人的に絶対に外せないと思っているタイトルを5つに絞って紹介していきます。
※参考動画としてWii U バーチャルコンソールのプレイ動画を掲載しています。
まぁ、これは、そうですね。そうなります。外せるワケがありません。
スーパーマリオ64はNintendo64本体の発売と同じタイミングで発売されたゲームであり、累計販売本数は全世界を含めて1191万本の圧倒的第1位です。
当時のPRもすごくて、N64の発売される前後でのテレビCMで何度マリオの顔を見たことかわからんです。
内容はゲーム内の世界を自由に動き回れる、いわゆる「箱庭ゲーム」と呼ばれるタイプのゲームであり、後続のゼルダや、バンカズなどもこちらのタイトルが基盤に作られています。
マリオギャラクシーやマリオオデッセイなど、現代の箱庭タイプのマリオゲームでもおなじみの「三段跳び、走り幅跳び、ヒップドロップ」などのアクションはこのスーパーマリオ64から登場したものであり、未だに操作方法が変わらず受け継がれているというのは非常に感慨深いものがあります。
こちらもどんだけ遊び散らしたかわかりません。
N64の発売初期の4人対戦ゲームといえばこちらのマリオカート64一択というキッズが当時のほとんどだったのではないでしょうか。
翌年には「スターフォックス」や「ゴールデンアイ」などの人気対戦ゲームソフトも登場はしましたが、
そこからさらに1年後のスマッシュブラザーズの発売まで最終的に飽きずにずっとプレイしつづけていられたのはマリオカートだけだったと思います。
ちなみに世界で一番売れたタイトルは前述のスーパーマリオ64ですが、日本国内で一番売れたタイトルは実はこちらのマリオカート64の方だったりします。
歴代マリオカートシリーズの第2作品目となる本作は前作に引き続き「レースモード」「バトルモード」の2つのモードで遊ぶことができ、どちらもプレイヤー同士での対戦が可能で、それぞれの面白さがあり、めちゃくちゃ盛り上がります。
さらに、このマリオカート64にはレースモードでの裏技的ショートカットが非常に多かったことでも有名です。
当時のキッズであれば「レインボーロード」と「ワリオスタジアム」でのジャンピングショートカットは知らないはずがないでしょう。
自分達が遊んでいた頃はあまりに遊びすぎて、普通の遊び方では飽き足りず、最終的に「ショートカットオンリーで誰が一番早くゴールできるか」を競って遊んでいました。
こちら、実は「世界一売れたシューティングゲームソフト」としてギネスに認定されているらしいです。
スターフォックス64の魅力は、前後左右と自由度の高い操作性、前作とは比較にならないグラフィックの進化、フルボイス音声を含めた臨場感、ゲームの進行度合いに応じたステージルートの変動、などなど多岐に渡ります。
そしてあとは、やってみるとわかるんですが操作方法が意外と複雑であること、動きが繊細であることから、プレイ難易度が適度に高いところが自分は良いところだと思っています。
さらに、本作はコントローラーのソケットに差し込むことで本気で手が痺れるくらいブルッブルに震える「振動パック」初対応の作品でもあります。
ゲーム内の臨場感を振動で感じられるという演出も当時はかなりの衝撃でした。
4人までの対戦プレイモードも存在しますが、それよりもメインストーリーモードのやり込み要素の高さが評価のポイントとしては高い作品になっています。
前作までの定番だった2Dの見下ろし(トップビュー)型の視点から、スーパーマリオ64と同様にキャラクター視点の箱庭3Dアクションゲームに転換した作品となっています。
そしてこちらもマリオ同様に「武器」や「コマンド」「謎解き」などのこれまでのゲーム要素を引き継ぎつつ、新たな攻撃アクションなどの現行の作品にも共通するアクションがここから確立されていきます。
Zボタンで相手に照準を合わせる「Z注目システム」
なかでもZ注目システム(オートロックオン的なやつ)の導入によって、これまでの3Dアクションゲームで課題とされていた「相手に照準を合わせること・視界から逃さないことの難しさ」が大幅に改善されることになり、
それ以降の多くの3Dアクションゲームで類似のシステムが導入されるなど、今では定番化しているシステムの起源となっています。
ゼルダの伝説シリーズ 時系列
また、ゼルダの伝説はシリーズ全体を通して3つの世界線にストーリーが展開されていくポイントというのがあり、その世界線の分岐点となるストーリーが描かれている作品というのが、この「時のオカリナ」になります。
つまり、ゼルダの伝説の全容を把握するうえでは絶対におさえておきたい作品であることは間違いないということです。
ひとつ難点としては、
ゲームの操作に関してはそれほど難易度は高くないものの、ゼルダでは定番の「謎解き」の難易度がシリーズ随一の難しさであるということ。
当時はネットで手軽に情報が手に入る時代でもなかったためダンジョンの途中で詰んでゲームを諦めてしまうキッズも多かったのではないでしょうか。
※プレイ動画がカスタムロボV2のものしかありませんでしたが、操作の仕様などは同じです。
はい、きました。名作。
カスタムロボは3D空間でロボット同士を戦わせる対戦アクションゲームです。
名前の通りロボットを自由にカスタマイズすることによって繰り出せる技などを変更できるので、何通りものパターンから自分の好みのロボットで戦うことができます。
操作方法もボタンひとつで技を出すことができるため、いわゆる格闘ゲームのような必殺技コマンドを覚える必要がなく手軽に始めることができるのがポイントですね。
ちなみにカスタムロボ以前のロボット対戦ゲームというと、自分の中では上の「電脳戦機バーチャロン」「リアルロボッツ ファイナルアタック」あたりの印象が強いんですが、
カスタムロボの動きなんかを見ると、これらのゲームと同系統のジャンルに分類されるかと思います。
それで、こういったロボットゲームの何が良いかって、
こういった横移動で放物線を描きながらミサイルが撃てるところだと思うんですよ
めちゃめちゃロボット感じませんか?人の足にジェットは付いてないので格闘ゲームではこういった演出なかなかないと思うんですよね。
もちろん、カスタムロボでもこういったロボットゲーム特有の動きを楽しむことができます。
そして、これまでのロボット対戦ゲームとカスタムロボとの大きな違いは「視点」の違いにあります。
例えばリアルロボッツの視点はロボットの目線に近い「一人称の視点」を用いています。
対してカスタムロボでは、上からステージ全体を見下ろすようなかたちで「三人称の視点」というものを起用しています。
こうすることによって全体の見渡しが良くなり、相手の位置や、攻撃などを見落としづらくなるので、他のゲームに比べて遊びやすさがより重視されているところなのではないかなと思うところです。
今回は自分の偏見も存分に含んだご紹介をさせていただきましたが、リリースされるタイトルは正直いってどれも全部おすすめです。
追加プランの料金の詳細などは現段階ではまだはっきりしていませんが、加入する価値は存分にあると自分は考えております。
「Nintendo Switch Online + 追加パック」の具体的なサービス開始日や料金などについては、また続報が出るようですので気になる方は公式サイトをチェックしてみて下さい。
また、今回紹介しきれなかったタイトルについてや、新たに追加されたら嬉しいタイトルなどについての紹介を次の機会にさせていただけたらと思っておりますので、そちらの方もよろしくお願いいたします。
普段は野外イベントの設営など行っています。
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物静かな性格なため時折南の島に佇む某石像と勘違いされることもあるとか、ないとか。
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