SSDとHDD、それぞれの良さを知って正しい選択をしよう

記事更新日: 2020/10/12

ライター: せきぞー

パソコンにはデータを保存しておくための「ストレージ」と呼ばれる場所が存在します。

ストレージはHDDとSSDの2タイプがあり、どちらのタイプが搭載されているかによってパソコンの性能が大きく変わってくるポイントでもあります。

以前はHDDが主流でしたが、近年ではSSDの普及が進んでおり販売数の割合は半々といったところでしょうか。

今回はそのHDDとSSDの違いを要点だけを簡単にまとめて解説し、

どちらを選択することが自分にとってメリットがあるのかを知っていただくきっかけになってくれたらと存じます。

HDDとSSDの違い

HDDとSSDの違いは大きく以下の3つのポイントに分けられます。

  • 構造・耐久性の違い
  • 価格帯の違い
  • データの処理速度の違い

 

3つの違いを表にまとめると以下のようになります。

現状はHDDとSSDの特徴がはっきりと分かれているので、

用途によって使い分けることが推奨されている場合が多いです。

以下でそれぞれの特徴を詳しく説明していきます。

 

HDDとは

HDDはハードディスクドライブ(Hard Disc Drive)の略で、

プラッタと呼ばれる円盤状のディスクに磁気ヘッドと呼ばれる電磁的なセンサーでデータを書き込んだり、書き込んだデータを読み込んだりして使用するタイプの記憶装置になります。

プラッタを高速で回転させ、その上を磁気ヘッドで読み書きするといった仕組みで

イメージとしては近代的なレコードプレーヤーといったところでしょうか。

 

30年ほど前から今に至るまでパソコンの記憶装置として使われ続けている定番のモデルになります。

 

ちなみにハードディスクといわれる所以はそれ以前にデータ保存に使われていたフロッピーディスクのデータを書き込む部分がフィルムのように柔らかい素材でできていたところからきています。

HDDのメリット

 安い 

これにつきます。

記憶装置の値段は保存できるデータ容量の大きさによってかなり変動しますが、HDDは比較的安価でもかなり大きな容量の製品を購入することが可能になっています。

現在のHDDの相場は1TB(=1000GB)の内蔵HDDであれば約4千円で購入することができ、

これは同じ容量のSSDの約1/3ほどの価格になります。※容量が大きくなればなるほど価格差は大きく広がります。

パソコンの一部分であるHDDを単体で購入する人はあまり多くないですが、SSDとの価格を比較する上では参考になるかと思います。

 

HDDのデメリット

 衝撃に弱い 

HDDの稼働中にパソコンを落としてしまうなどの衝撃が与えられると磁気ヘッドの先端がプラッタを引っ掻いて傷をつけてしまい「傷ついた部分を読み込むことができない」といった不具合を引き起こしてしまう危険性があります。

ただし、パソコンの起動中以外は磁気ヘッダがしまわれているので電源を切っているかスリープ状態にしている場合はそこまで心配する必要はないかもしれません。

 

 処理速度が遅い 

データを読み書きするにはプラッタを回転させ、磁気ヘッダを移動させるといった物理的な動作が必要になってくるためその間の時間差が生じてしまうのがパソコンの処理速度を遅くしてしまう大きな要因となっています。

 

 電力消費が大きい 

どうしても構造上SSDと比較すると稼働に必要な消費電力が多くなってしまいます。

さらにプラッタが高速回転する構造増上、発熱しやすくそれによって放冷のファンが回りつづけたり、経年劣化が進みやすいこともデメリットとしてあがってしまいます。

 

SSDとは

SSDはソリッドステートドライブ(Solild State Drive)の略で、半導体を用いて電子の移動によりデータを引き出したり取り入れたりするタイプの記憶装置になります。

パソコンに外部から接続して使用するUSBフラッシュメモリーなどが同じ仕組みのものになります。

SSDは黒いチップのついたただの緑色の板なのでHDDのような物理的な駆動部分がありません

 

SSDはHDDよりも新しく、10年くらい前から普及されてきたモデルで製造技術の向上とともに以前よりも価格が下がってきていることもあり現在はこちらのタイプのパソコンの方が多く売られている傾向にあります。

 

SSDのメリット

 衝撃に強い 

SSDにはデータの読み書きに必要な物理的駆動部分がないため、パソコンの起動中でも基板が粉砕するような衝撃でもない限りはデータが消失することはありません。

したがって少しくらいの移動であれば電源を入れたまま持ち歩くことも可能です。

むしろ電源を頻繁にオンオフにしているとかえって動力に負担をかけてしまう場合すらあります。

 

 データ処理速度が早い 

データを読み込むための物理的な動作による待ち時間がないためいち早く必要なデータへリーチすることが可能です。

たいていのSSDには「DRAM(ディーラム)キャッシュ」とよばれるデータの受け渡しをスムーズに行うことのできるチップが搭載されており、これによりデータの書き込みを高速化することが可能になっています。
*安価に販売されるSSDにはDRAMキャッシュが搭載されていない製品もあります。

 

  小さい・軽い・静か 

SSDには物理的な駆動部分がない分小さくて軽い設計で済む上に回転する音などがないためパソコンの起動中もとても静かです。

 

SSDのデメリット

  価格が高い 

SSDが出回り始めた10年ほど前は内蔵SSDが64GBで2万円ほどしてしまい庶民向けとして使うパソコンなどにはとても扱える代物ではありませんでした。

しかし、近年の著しい技術の向上により、今では1TBで約1万2千円ほどで販売がされるほどになってきています。

とはいえ、大量の動画や写真などを保存するような人にとっては1TBはそこまで大きな容量ともいえないかもしれません。

「データをたくさん保存できる」ことが一番の目的であるなら、同じ容量でも値段が1/3以下のHDDを選択する方がメリットが大きいといえるかもしれません。

 

  寿命が短い 

SSDは時間の経過、データの書き込みや消去を行うことによって劣化が進行していきます。

毎日パソコンを使用している人であればざっくり5年くらいが寿命といわれています。

対してHDDのプラッタはSDDよりも劣化に強いものとなっているため、長期で保存したいデータがあるのであればHDDを利用するのも手かもれません。

しかし、プラッタ以外の部品は寿命がそこまで長くないのでHDD全体の寿命はSSDとさほど変化がありません。

つまり、寿命はたいして懸念するポイントではないということになります。

どちらを選択するべきか

SSD搭載型がおすすめな人

  • 待ち時間を少なく快適にパソコン操作がしたい
  • ノートパソコンで持ち運ぶことが多い
  • さほど大量のデータを取り扱わない

パソコンでネットゲームなどをされる方はSSDを推奨している方が多い印象です。

 

HDD搭載型がおすすめな人

  • 大量のデータを取り扱いたい
  • 家の中での使用がメイン
  • 高速なデータの読み書きを必要としない用途がメイン

 

外付けストレージ

HDD、SSDにはそれぞれパソコンの内部に備え付けで搭載されるタイプの「内蔵ストレージ」と

内蔵されていなくとも電気をつなげば独立で稼働できる「外付けストレージ」というものが存在します。

外付けストレージはUSBなどでパソコンに接続することでその間、一時的にパソコンのストレージがひとつ増えたものとして使用することができます。

 

容量が重くて頻繁につかうデータでなければ、外付けストレージに保存をして必要な時だけケーブルをつないでデータにアクセスするという方法をとるとパソコンの容量が軽くなるのでパソコンの内蔵ストレージに余裕を持たせつづけやすくなります。

 

性能や強度については内蔵ストレージと共通しています。

外付けストレージのデータ転送速度はUSBの通信速度に依存するため若干劣りますが、近年ではこちらの速度も内蔵のものと遜色ないくらいかなり向上してきているようです。

通信の速さで選ぶのであればUSB3.0や3.1が対応している製品がおすすめになっています。

 

おすすめは、内蔵:SSD 外付け:HHD

以上を踏まえ現状で快適さ手軽さの両方のバランスとりながらより長くパソコンを使用していくのであれば

内蔵ストレージをSSD、外付けストレージをHDDにして使用することが一番推奨できる選択になるといえます。

 

今後のパソコン選びの参考になったら幸いです。

この記事を書いたライター

せきぞー

普段は野外イベントの設営など行っています。

出来るだけ読者の方の視点に立った執筆を心がけていきます!

物静かな性格なため時折南の島に佇む某石像と勘違いされることもあるとか、ないとか。

Twitter:@100Sekizo

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