食べてダイエットできるパン?ベースブレッドを半年食べ続けてわかったこと

記事更新日: 2020/03/21

ライター: マーシー

こちらの記事ではこのような事がわかります
  • ベースブレッドは美味しいのか
  • 実際ベースブレッドにダイエット効果はあるのか
  • どのような栄養素がダイエット効果に影響しているのか
  • ベースブレッドのマイナスポイント

マーシー

皆さんこんにちは。サーチバンクのマーシーです。本日は今ツイッターやインスタグラム、Amazonでも非常に評価の高いベースブレッドのダイエット効果について解説を行います。

私がベースブレッドに出会ったのは半年前で、最近かなり痩せたと噂の会社の先輩から勧められたことがきっかけでした。

先輩

マーシー最近太ったんじゃない。入社の頃から何キロ?

マーシー

(なんてストレートな…)一年で10キロくらい太りました…

先輩

うわぁ…。でも運動してるよね?運動してそれってかなりまずくない?

マーシー

そうなんです…。なので真剣にダイエットを考えてるんですが、どれも食事制限運動が必要で、正直ストレスが溜まってしまうんじゃないかって不安があります。先輩はどうして最近そんな痩せたんですか?

先輩

おれは食べ物を変えた、というか、1年前に付き合いはじめた彼女が栄養士で強制的に変えられた感じだね。おれの体を心配して、毎日ベースブレッドっていうパンを食べろってうるさかったんだ。ほかは特にこれまでと変わらないよ。

ズボラな性格の先輩ですが嘘を言う方ではないし、先輩が言うベースブレッドのダイエット方法はただパンをたべるだけ。

一年後に結婚式も控えダイエットの目的もあったため、半信半疑ですが実験的に試してみました、というのがわたしがベースブレッドをはじめたきっかけになります。

最初は食べて痩せる、というワードにとやや否定的だったのですが、今では”食事を見直すのがダイエットには一番と考え方が大きく変わりました。

マーシー

本日の記事では、実際にベースブレッドを6ヶ月間試してみたダイエット効果を中心に、味はどうなのかどのようなマイナスポイントがあるのかを詳しく解説してゆきます。

ベースブレッドの公式ページを確認する

ベースブレッドは美味しい?まずい?絶対にNGな食べ方

マーシー

そもそもベースブレッドが口にあうのか、食べ続けることができるのか、こちらがはっきりしないと手をだすきになはれませんよね。

こちらの章では実際にベースブレッドを注文するところから食べてみた感想まで、正直な感想をお伝えさせていただきます。

まずベースブレッドを注文すると、このような専用の包装に入って届けられます。

結構派手目な印象で、なんだかワクワク感が高まります。そして同封されていたチラシにはこのように書かれていました。

トップシェフも認める美味しさ”これは期待ができます!たまらず包装を開けてみました。こちらの写真は全く加工をしていないのですが、ベースブレッド本体はかなり黒いみたいです。

そして匂いは少しだけアルコールっぽいにおいもあるのですが、説明書きには焼きたての美味しさを保存するために塗られているとわざわざ解説がございました。(ちなみに空気に触れるとすぐに匂いはなくなりました。)

では早速実食!

ん?…(もぐもぐもぐ…)

味がないっ!!なんだか、普通にパンです!!!どこがプロも認める美味しさなんでしょうか!

ちょっと一気に期待が冷めてしまったというか、この商品そのものに対する信用が一気になくなりました。念の為、僕の味覚がおかしくないか嫁にも食べてもらいました。

今一反応が分かりづらいですが手を叩いて「ただのパン」と笑っています!

まずくは無いのですが、いくら健康に良いとはいえこれを毎日食べるなんてあまり気が進まないですね。味の感想をまとめます。

ベースブレッド(生)の味の感想
  • ちょっと硬め
  • 水分が少なめな印象で、食べると口内の水分がなくなり飲み込みづらい
  • 味は普通のパンでかなり淡白
  • チアシードが混じっていてプチプチとした食感がある

マーシー

しかしここで、わたしは重要なことを見落としていたことに気が付きました。

同封されていたチラシをめくると…。

どうやらあたためて食べるのが正解みたいです!いやしかし”そのままでも美味しく食べれます”というのは絶対に無いですね。では気を取り直し、パンをあたためて再度チャレンジです!

(500ワットで50秒ほどレンジで加熱という指示があったので今度は指示に忠実に。)

レンジから取り出すと一気にいい香りが!そして写真では伝わり辛いかも知れませんが、フワフワ感が凄いです!なんだかこの時点で先程とは別の食べ物のようです。

肝心の味は…。

あつっ!!あっつぃです!!

(冗談抜きです。はじめての方はご注意ください。)

しかし、味はめちゃくちゃおいしいです!すこし加熱しただけで全く食感も風味も変わりました。加熱したほうが圧倒的に美味しくなっています!この食べ方はもっと全面に主張してほしかったです。

感想をまとめます。

ベースブレッド(加熱後)の感想
  • ふわっふわでしっとりしている
  • 香ばしい風味がありそのままでも充分美味しい
  • 表面より中身は結構熱いので注意が必要
  • 加熱は500ワット30秒くらいで充分
  • 癖がないので色々な料理と合いそう

我が家の電子レンジの精度にも問題があるかも知れませんが、火傷しないためにも加熱時間には要注意してください。

ベースブレッドは食べ続けられそうなのか

結論から言うと、痩せたいという思いが強ければそんなに難しくはないかな、という個人的な印象でした。

ベースブレッドは主食となるパンなので、毎日食べるとしても他の料理と組み合わせやすく、飽きは工夫次第で防ぐことが出来ます。しかしわたし自身が米が一番好きなので、食べ続けるにはやや忍耐が必要でした。

マーシー

わたしのように「パンがそれほど好きではない」という方は、大量買いの前に味見をしてから始めることをおすすめします。

 

 

ベースブレッド6ヶ月のダイエット効果

それではいよいよ、ベースブレッドのダイエット効果は実際にあるのかこちらの章で解説をしてゆきます。

こちらの章では、半年間わたしがベースブレッドを食べ続けてみた変化をご紹介します。

今回大前提として、いかに無理をせず痩せるか、というテーマで実証実験を行いたく、下記のルールを設けました。

6ヶ月間のルール
  • ベースブレッドを朝と晩、それぞれ2個、食事に取り入れる。
  • 寝る前に5分の簡単なストレッチ体操を行う。
  • 水を3リットル、朝1リットル、昼1リットル、夜1リットルにわけて飲む。
  • お酒は1日1本まで、飲み会は2週間に1度解禁
  • 運動は週に3回(月、木、土)にジョギング5キロ
  • 米、麺などの炭水化物は1日150グラムまで(平均330グラム)

半年間の理由は、結婚式が1年後に控えているのでもし失敗したらすぐに別のダイエット方法を切り替えられる余裕を持つためです。

この6ヶ月間、前半はそんなにストレス無く過ごすことが出来ましたが、後半の2ヶ月はなかなかハードでした。

まずこちらが6ヶ月前のマーシーです。

174センチ80キロ体脂肪率24%とちょっと小太りです。(お食事中の方ごめんなさい…。)

学生時代に10年以上水泳をしていたので、筋肉の上に脂肪が乗っかってしまった状態です。見た目よりもかなり体重は重めです。

そしてベースブレッドダイエットを食べ始めて半年後がこちらになります。

174センチ68キロ体脂肪率13%とだいぶスッキリしました!

ただ勘違いしていただきたくないのですが、わたしはもともと筋肉は多めの体質です。

6ヶ月、週3回のジョギング程度でも、脂肪が落ちて自然と隠れていた筋肉が浮き出てきてしまいます。なので筋肉量の少ない女性や運動をあまりしてこなかった方は、筋トレや有酸素運動をやったほうが効果は絶対に上がると思われます。

ベースブレッドを食べて体に起こった変化

ベースブレッドを食べ始めてかなり初期の頃に感じた大きな体の変化が1点ありました。それは

お腹が減らなくなり間食をしなくなった。(というか、できなくなった。)

ということです。平日は1日1回以上、特に午後3時頃になると欠かさず間食をしていたのですが、ベースブレッドを食べ始めてからこれがピタッとなくなっていたことに気が付きました。

明らかにベースブレッドを食べ始めてから起こった変化で、なぜこのような変化がわたしの体におこったのか徹底的にしらべてみることにしました。

※ベースブレッドには多くの栄養素が含まれているものの、特に今回は”痩せることに大きく影響した”ものに絞ってご紹介を行います。

ベースブレッドで満腹感が続く理由

ベースブレッドの腹持ちの良さの理由を調べてみたところ、原因は豊富なタンパク質と食物繊維であることがわかりました。

タンパク質と食物繊維の腹持ちがいい理由
  • タンパク質を完全に消化するには4時間がかかる
  • 食物繊維の完全消化には3時間かかる
  • ベースブレッドは植物性タンパク質と呼ばれるものがふくまれており(後述)肉などに含まれる動物性タンパク質よりも腹持ちがいい

特に注目なのがタンパク質で、このベースブレッドのに含まれているタンパク質量は、なんと1食分(2個)で28.1グラム!!

わかりやすく比較すると、市販で買える一般的なプロテインには1食分に18~22グラムのタンパク質が含まれており、タンパク質含有量が最も多いとされる↓のプロテインでさえその量は24グラムです。

(画像:以前愛用していたゴールドスタンダードのプロテイン)

タンパク質は人体の筋肉量の維持や、爪や髪などを形成する為に使われる栄養素であり、1日の摂取目標は男性で60グラム女性で50グラムとされております。また筋肉量の増加を目指すトレーニーの方であれば体重×2倍のタンパク質摂取が理想とされております。

実はタンパク質を普段の食事から取ろうと思うと意外と難しく、60グラムの摂取を目標にすると、鶏肉では約300グラム程度の量を1日に食べなくてはいけません。

(画像:300グラム分の鶏肉)

いくら鶏肉好きでも毎日はかなり厳しいですね…。

しかしタンパク質について調べるうちに、ダイエットへのメリットは腹持ちの良さ以外にももう1つあることがわかりました。

タンパク質を摂取することで○○が大幅に上がっていた

いくら間食をしなくなったとはいえ、ちょっと体重の減りが早い気もしていました。最初はなにかの病気かとも心配になりましたが、実はタンパク質による体への影響が思わぬ面にも出ていたのです。それは基礎代謝が大幅に上がっていたということです。

基礎代謝を上げる方法とって思いつくものといえば

・運動をする

・筋肉量を増やす

などが思いつくものですが、実はこれらは基礎代謝全体の2割程度でしか無い事がわかりました。

マーシー

もちろん運動が悪いというわけではありませんが、基礎代謝を上げるにはもっと良い方法が他にあったのです。

調べていくと実は、基礎代謝の5割以上は腸によって消費されていることがわかったのです。

先程ベースブレッドの腹持ちの良さについて解説をしましたが、腸内にとどまる時間が長いということは、それだけ腸が働いている時間が長かった、ということになります。

これについて専門的に解説している動画がございましたので、ぜひこちらもご参考にしていただけますと幸いです。

そして更にベースブレッドのタンパク質は植物性タンパク質と呼ばれるもので、これがさらにダイエット効果を加速していることがわかったのです。

植物性タンパク質がダイエットに効果的な理由

タンパク質には2種類ございます。それは動物性タンパク質と、植物性タンパク質と呼ばれるものです。

ベースブレッドに含まれるタンパク質は植物性タンパク質と呼ばれるもので脂質が少なく低カロリーが大きな特徴です。他にも植物性タンパク質と動物性タンパク質の違いを下記にまとめますのでご参考になさってください。

植物性タンパク質と動物性タンパク質の違い
  • 動物性タンパク質は牛肉、豚肉、鶏肉等に含まれており、食物繊維は全く無く脂質が多い特徴がある
  • 動物性タンパク質には飽和脂肪酸という体に悪い成分が含まれている
  • 動物性タンパク質は運動で多くカロリー消費する方にとっては筋肥大効果が植物性タンパク質よりも高い
  • 植物性タンパク質は低カロリー低脂質が特徴で、豆腐、豆、ブロッコリー等に含まれている
  • 植物性タンパク質は大量に摂取してもカロリーが少ないので、ダイエット中も満足感のある食事が可能
  • 植物性タンパク質は便秘解消効果があるが、一方で動物性タンパク質は便秘になりやすい

 

ベースブレッドのマイナスポイント

マーシー

ダイエット効果に加え、様々な健康効果を持つベースブレッドですが、こちらの章ではマイナスポイントについて解説をしてゆきます。

まず結論から、ベースブレッドには下記のようなマイナスポイントがございました。

ベースブレッドのマイナスポイント
  • やや値段が高い
  • 工夫がないと継続が辛い
  • お弁当など持ち運びには向かない
  • リバウンド対策は絶対に必要

こちらの点のマイナスポイントについて、それぞれ解説をしてゆきます。

ベースブレッドは少々お高い

べースブレッドですが1点目のマイナスポイントは値段がやや高いという点が気になりました。

気になるお値段は1袋(2個入り)あたり390円(税込)となっており、仮に毎日1食(2個)食べると1ヶ月に11,700円の食費がかかることになります。結果が伴ったから良かったのですが、庶民の自分にとってこの半年間はやや痛い出費となりました。

継続コースで注文することにより初回のみ半額(195円)となるのですが、それも数百円程度の割引なのであまりお得感を感じることは無い印象のため、マイナスポイントとして挙げさせていただきます。

料理の工夫をしないとすぐに飽きてしまう

ベースブレッドの2点目のマイナスポイントは、工夫をしないと味に飽きてしまうという点です。

特に同じものを食べ続けることが苦手なわたしのようなタイプの方は、いくらダイエットや健康効果が高いとはいえストレスになってしまいます。しかしこちらについては毎日料理をしてくれた嫁も参考にしていた改善方法があるためご紹介をさせて頂きます。

ベースブレッドの飽きがこない工夫には、インスタグラムの活用がベストアンサーです。

インスタグラムで”ベースブレッド”と検索するだけで700件以上の投稿があり、中には調理方法の紹介までついた親切な投稿もございます。わたしもインスタグラムはそれまでほとんど利用したことがなかったのですが、自分が投稿するのではなく情報収集の為に活用するようになりました。その他ツイッターやフェイスブックでも試してみたのですが、インスタグラムが最もわかりやすいと思われます。こちらぜひご活用いただけますと幸いです。

お弁当など持ち運びには向いていない

半年間食べ続けた身として最も主張したいマイナスポイントは、ベースブレッドは持ち運びにはとにかく向いていないという点です。

味についての解説と重なるのですが、改めてベースブレッドはあたためてこそ美味しい、とこの半年間で実感しております。いろいろな料理と組み合わせやすいのですが、やはりあたためていない状態のものはちょっと硬めのパンです。

サンドイッチのようにしても、普通の食パンで作ったものに劣るのでマイナスポイントとさせていただきます。

リバウンド対策は工夫が必要

今回は半年で12キロ痩せることは出来ましたが、安心して通常の食事に戻してしまったところ、また一気に71キロ、体脂肪率16%とリバウンドしてしまいました。

マーシー

定期的な運動は継続していたにも関わらずまさかのリバウンド!ベースブレッドでダイエットをされる方は要確認ポイントです。

原因は6ヶ月間でベースブレッドの味に飽き飽きしてしまい、米や麺など通常の食事がより一層美味しく感じてしまったことによる食べすぎが原因でした。わたしの場合、本当に無意識に食事の量が増えてしまったので自分ではすぐに気が付きませんでした。

今はベースブレッドが無くても大丈夫なように食事内容をきちんと見直す習慣をつけたことで、体重の維持が出来ております。

わたしが行ったリバウンド対策を下記にまとめますのでご参照ください。

リバウンド対策
  • ベースブレッドダイエットから通常食に切り替えるとき、1日1食はベースブレッドを取りいれることがオススメ
  • ベースブレッドと似た成分(豊富な植物性タンパク質)を含む食品を代わりに摂取する習慣をつける
  • 植物性タンパク質が豊富な、豆腐、納豆、ブロッコリー、アスパラガス等を日常の食事に組み合わせ、徐々にベースブレッドから脱却
  • ベースブレッドに頼り切りにならないよう、簡単な栄養学は学んでおく
  • リバウンドは絶対にするものと受け入れる姿勢を持つ

まとめ:ベースブレッドがおすすめな方

それでは、本日のまとめとさせていただきます。

ベースブレッドは下記の様な方におすすめということがわかりました。

ベースブレッドがおすすめな方
  • 間食など食生活が乱れてしまっている方
  • ベースブレッドを温められる環境にある方
  • ダイエットのために多少の資金を割く余裕がある方
  • 同じものを食べても飽きない、または料理好きで味の工夫をするのが苦でない方
  • ベースブレッドに頼り切らず、栄養についてもしっかりと勉強ができる方(リバウンド防止の為)

半年間でしっかりと成果が出たベースブレッドですが、正直に言えば毎日同じ物を食べるのはかなり飽きがきます。そして味に飽きるということはわたしのようにリバウンドを引き起こしてしまうリスクもございます。これから試そうと思われる方は決してベースブレッドに頼り切るのではなく、日常の食事を見直したり定期的な運動習慣の見直しも行うことを心がけましょう。

マーシー

ベースブレッドでダイエット効果を実感することは簡単ですが、お金もかかるし根本的な解決にはならないことがわかりました。食習慣・運動習慣の見直しとしっかり向き合い、ベースブレッドはあくまで一つの手段、という認識で試してみるのがベストと思われます。

本日の記事が少しでも多くの方の健康的なダイエットの実現に繋がりましたら幸いです。

 

日常の食事や運動習慣に関して専門的なサポートが欲しい方は、パーソナルジムを検討してもよいでしょう。パーソナルジムに体験取材した記事もあるので併せてご参考ください。

 

この記事を書いたライター

マーシー

転職業界で10年以上の経験を持つ現役人事コンサルタント。転職エージェントとして8年間の実務経験をもち、これまで1500人以上の転職者を成功に導く。人事採用担当者としては4年間、主に大手・スタートアップ・ベンチャーの採用に貢献。現在は人事コンサルタントとして各企業の人事課題の解決を主に活動を行っている。

この記事に関連するラベル

ページトップへ