マーシー
皆さんこんにちは。サーチバンク運営リーダーのマーシーです。本日はハローワークで転職を考えられている方に、何としても読んで頂きたい内容となっております。
マーシー
私はこれまで企業の採用担当として、また転職エージェントとして数多くの求職者様の転職経験談や、ハローワークとの直接のお付き合いをしてまいりましたが、転職時にハローワークを利用することは絶対にNGと断言させていただきます。
私が転職エージェントとしての経験があるため、忖度を懸念される方もいらっしゃるかもしれませんが決してそうではございません。本日の記事では、なぜ私がここまでハローワークの利用を否定するのか、明確な理由をご説明させていただきます。
これから転職を考えている求職者様により良い労働環境を提供し、少しでも多くのブラック企業撲滅に貢献できればと思います。ぜひご参考になさっていただけますと幸いです。
このページの目次
マーシー
まずはじめに、ハローワークについての解説をさせていただきます。本日の記事の前提となるポイントですので、すでにご存じの方もお目をお通しくださいませ。
ハローワークとは、公共職業安定所と呼ばれる国が運営する機関で、主に求職者に対して仕事の紹介を行っております。求職者の方はハローワークを全国どこでも無料で利用することができ、企業も無料で求人を掲載することが可能です。
求人情報に関しては各地域のハローワークホームページに一般公開されており、どなたでも求人の閲覧をすることが出来ます。
マーシー
ハローワークを利用すべきでないことはこの後しっかりと解説を行いますが、全くメリットが無いわけではございません。求職者メリットとしては下記のようなことが挙げられます。
マーシー
そして求職者側だけでなく、求人を掲載する企業側メリットも下記にまとめさせていただきます。
求職者にとっても企業にとっても、無料で利用できる機関であるというのは大きなポイントです。そして企業側に採用費がかからないことから、求職者にとっては選考の難易度も低くなるため、内定獲得は比較的しやすくなるというのは非常に大きなメリットのように思えてしまいます。
マーシー
しかし!!それでも転職を考える方たちは、ハローワークは絶対に利用するべきではございません。無料だから、内定が獲得しやすくなるから使おう、というのは非常に危険な判断です。
ここで皆さんに疑問を持ってもらいたいポイントとして、下記のようなポイントが挙げられます。
これらのポイントが全て明確になれば、ハローワークのについてしっかりと自分で利用すべきかの判断をすることが出来ますよね。それでは、この記事の本題である”ハローワークを利用すべきでない理由”について、次章からしっかりと解説をさせていただきます。
マーシー
まずは章のタイトルのご結論から!
はっきりと申し上げますと、ハローワークに掲載されている求人の質はめちゃくちゃ悪いです。求人の質が悪い理由は下記が挙げられます。
これらについて、より深く解説をさせていただきます。
通常、一般の企業は人材を獲得するために主に下記のような方法を用いております。
まずここで考えてほしいポイントは、ハローワークであれば無料で採用することが出来るのに”なぜ企業はお金を掛けて人を採用するのか?”ということです。
マーシー
早速結論から!
結論は、お金を掛けなければ良い人材が採用できないという市場背景があるからです。
理由を説明すると、現在国内には400万以上の企業が存在し(参照:2019年版中小企業白書)少子高齢化の時代背景から大手でさえ求める人材の確保が出来ないことに頭を抱えております。
そんな中でハローワークのような無料で求職者の募集を行っても、不特定多数の求職者が集まりすぎてしまい、全ての求職者の対応をすることは物理的に不可能です。
そして不特定多数の求職者の採用に時間が割かれてしまうことで、本当に欲しい人材の採用に時間をかけることができなくなってしまいます。
そのため、企業は転職エージェントや求人サイトなどにお金を投資して、自分たちの求める人材の募集を行っているのです。
そしてなぜ、ハローワークの求人票は精査がされていないのでしょうか?
マーシー
こちらも早速結論から!
実は現在ハローワークでは、求人票が多すぎて、職員が求人内容を確認しきれていません。
具体的な数値を出すと、十数人のスタッフで年間約3万件以上の求人票を精査しなくていはいけない現実もあります。転職エージェント歴の長い私でさえ、1件の求人票を30分~1時間程度は時間を掛け企業と作り込みます。
これに対してハローワークは企業から獲得した求人票の数に対して、職員の数はあまりに足りておりません。求人票の内容を精査することは物理的に不可能であることが断定出来ます。
マーシー
求人票の数を減らそうと思っても、国は経済指標の一つである有効求人倍率をよりよく見せたいという背景から、ハローワーク職員が企業から求人票を獲得しなくなることはありません。ひたすらに質の悪い求人が増え続けていくという社会構造になっているのです。
優良人材の獲得の為に採用にはお金をかけることは先程ご説明しましたが、それ以外にも企業側にはハローワークに求人掲載をしたくない裏事情がございます。
マーシー
では、その裏事情とは何なのでしょうか?
じつは企業にとって、ハローワークに求人票を掲載することは「私達、人件費に余裕がありませんよ」と世間に言っているようなもの、という認識があります。
ハローワークは一般に求人票が公開されているので、誰でも見れる場所にこのような広告を出すことは、会社の評判に関わります。特に世間に名のある優良企業にとっては、絶対に出したくない広告ですよね。
私も前職で大手企業の採用担当をしておりましたが、人事部長から「ハローワークから求人票掲載の依頼があっても絶対に対応するな」と強く言われておりました。
マーシー
ハローワークを利用すべきでない理由として、職員の対応があまりにひどいことが挙げられます。ネットやニュースでもかなり問題視をされており、ぜひ皆様に知って頂きたいポイントを解説させていただきます。
それぞれの理由について詳しく解説をさせていただきます。
ハローワークは厚生労働省により設置された行政機関であるため、ハローワークの職員はれっきとした国家公務員という位置づけになります。そのため民間の転職エージェントなどとは異なり、昇給・減給の査定に業務の達成度はほぼ関係がございません。基本的には年功序列のため、長く勤務すればそれだけ賃金が増加してい来ます。
マーシー
職員の仕事内容が給与に関係がないとはつまり?
求職者の転職が成功しようが失敗しようが、彼らの給与に全く影響ございません。
中にはモチベーション高くやられている職員の方もいるかも知れませんが、仕事内容が評価されないという環境の中で、高いモチベーションをもって大変な求職者サポートを行っている方は圧倒的に少ないと推測できるでしょう。
マーシー
私が経験した転職エージェントでも、昇給が出来なかった同僚はほとんど別の業界の営業職に転職したりなど、この業界を去ってゆきました。転職のサポートは、心身の負担が大きく本当に激務なのです。
はじめに断っておきますが、全ての職員がそうだというわけではございません。もちろん中にはそうでない職員の方もいらっしゃいますが、世間は圧倒的にこうした評価が多いというのが事実です。
まずは世間の評判を御覧ください。
郵便局もコンビニも店員の人みんな素敵な対応なのにハローワークだけ人を見下すような舐め腐った態度だった。接客業10年近くしてたからよほどのことないと顔や態度に出ないけど久々に余程が起きてしまったし、自分の心の余裕のなさが改めてわかった
— キョイズミ (@kyoizumi)March 6, 2020
ハローワークのクソ女
— ライブPCまんまん2号店 (@p8Ghyeh15uk9qLH)August 9, 2019
薄ら笑いで終始見下してますよみたいな目でかなり不快だし利用者にかなり失礼
結婚もして子供もいるであろう30超えてるオバサンが人を見下すような性格してるのはさすがに珍妙でダサい。
ハローワーク行ったんだけど、口調目付き態度などすべてで見下すタイプの人で、やられたーー
— のて (@noteyuko)November 30, 2018
にしてもハローワークのオバハンはほんま態度悪いね!!人間の本能である優越感を得たいために失業者、求職者を見下す気持ちは分かるけど、敢えて誘導するかね!?私は美しい行動がポリシーだから、焦らせるような言葉には引っ掛かりません。全部見抜いています。
— 森のふくろう屋さん (@8waterapple8)September 6, 2014
ハローワークの人ってみんなあんな上から見下すような言い方しかできんのやろか?
— k.k (@squall0828)June 25, 2013
めっちゃ腹立った
マーシー
正直こうした方たちに求職者のサポートをすることはやめていただきたいのが本音です。
なぜこうした対応が目立ってしまうのでしょうか。更に口コミを調べてみると、下記のような事がわかりました。
マーシー
ただここで一方的に相談員を批判したいのではございません。転職のサポートは本当にストレスがかかる仕事にもかかわらず、ここに世間の理解が追いついていないのが問題です。
それにより相談員の質の低下がうまれる→ブラック企業への転職者がうまれる→ブラック企業が存続する→またブラック企業からの転職者がうまれるという負のスパイラルがうまれてしまっているのがこのハローワークという職場なのです。
私が転職エージェントとして年間数百人の方の転職相談を受けていた頃、転職を希望される方のほとんどは①給与への悩み②人間関係の悩み③労働環境の悩み、の3点のいずれかを抱えられております。
しかしハローワークでは、これら3点の悩みに対する解消措置は一つもございません。
つあまり、転職をしてもまた同じ悩みが繰り返される可能性が非常に高い環境であるということです。
マーシー
以上、ハローワークの対応が悪いことについての解説でした。でも求職者からすれば、これからどうやって転職をしたら良いの?と不安になってしまうことと思われます。なので次章では、ハローワークを使わず転職をどのように進めればよいのかについてご説明をさせていただきます。
マーシー
私マーシーはこれまで10年以上、様々な求職者様の転職支援をしてまいりました。こちらの章では、ハローワークよりも圧倒的に利用価値の高い転職方法をご紹介させていただきます。
まず、下記の項目にいくつ当てはまるかご確認ください。
3つ以上当てはまるのであれば今回ご紹介する転職方法はあなたにとって非常に利用価値が高いものであると言えます。
私が最もおすすめしたい転職方法は、転職エージェントを利用することです。
マーシー
私はすでに転職エージェントの仕事から退いた身なので、どこかの紹介会社に肩入れするメリットはございません。単純に転職エージェントを利用することで、上記のチェック項目の全てが実現できるのでオススメしたいのです。
転職エージェントは、全国各地に展開している大手人材紹介会社や、各地域に特化した紹介会社、特定の職業に特化した紹介会社など種類は様々です。
はじめての方はどれを選んだら良いのかわからないかもしれませんが、その場合には下記の方法をお試しください。
転職エージェントは、求職者であれば無料で利用することが出来ます。
しかしハローワークと違って、彼らは営利団体です。求職者の転職が成功したときには、きちんと紹介先の企業から手数料をもらうことで商売が成り立っております。そのため売上を求める転職エージェントにとって、求職者は大事なお客様なのです。
マーシー
もちろん、転職エージェントから紹介される求人が全てホワイト企業かといえばそうではございません。ただ転職エージェントに高額な金額を支払ってでも採用を行いたいという、資金力に比較的余裕のある企業が紹介会社を利用しております。ハローワークのみを利用している企業に比べれば圧倒的にブラック企業に当たる確率は低いと言えるでしょう。
マーシー
それでは最後に、本日の記事のまとめとさせていただきます。
マーシー
転職は、自分自身だけでなく、他の方ににとっても大きな影響を及ぼしてしまう行為です。特にブラック企業に転職しないことは、ブラック企業の撲滅に大いに効果的な行動のため、より良い社会づくりにつながる社会的意義のある素晴らしい行為です。
一人ひとりが自覚をもち、転職に対してしっかりと知識を身に着けましょう。
本日の記事が少しでも多くの方の参考になりますと幸いです。
転職業界で10年以上の経験を持つ現役人事コンサルタント。転職エージェントとして8年間の実務経験をもち、これまで1500人以上の転職者を成功に導く。人事採用担当者としては4年間、主に大手・スタートアップ・ベンチャーの採用に貢献。現在は人事コンサルタントとして各企業の人事課題の解決を主に活動を行っている。
Search Bank運営リーダー。1985年生まれ、北海道出身の一児のパパ。
転職業界で10年以上の経験を持つ現役人事コンサルタント。転職エージェントとして8年間の実務経験をもち、これまで1500人以上の転職者を成功に導く。人事採用担当者としては4年間、主に大手・スタートアップ・ベンチャーの採用に貢献。現在は人事コンサルタントとして各企業の人事課題の解決を主に活動を行っている。