ワクワクしながらページを見ていると、急に現れた「502 Bad Gateway」の文字。
せっかくの気分も台無し。これってなんとかならないの?
そんな残念な体験を解消するためにも、ユーザーができる解決方法、サイト管理者ができる解決方法、具体的な事例をまとめました。
このページの目次
502 Bad Gatewayとは、ウェブサイトのサーバーの通信状態に問題があることを示すエラーメッセージです。
サーバーは、ウェブサイトの情報を提供する仕組み(ソフトウェア・機械)です。
レストランにおける、注文された料理をテーブルまで運んでくる店員をイメージすると分かりやすいかと思います。
Gateway は、一般に「出入口」を意味する語で、この502エラーではネットワークの様々なものを指します。
ユーザーの端末(スマホ、PC)からウェブサイトまでのネットワークを、一本の道に例えて「Gateway」としています。
「502 Bad Gateway」の仕様は、 RFC 7231 「Hypertext Transfer Protocol (HTTP/1.1): Semantics and Content」にて次のように定められています。
6.6.3. 502 Bad Gateway
The 502 (Bad Gateway) status code indicates that the server, while acting as a gateway or proxy, received an invalid response from an inbound server it accessed while attempting to fulfill the request.
日本語訳
6.6.3. 502 Bad Gateway
502(Bad Gateway)ステータスコードは、サーバーがゲートウェイまたはプロキシとして動作している間に、リクエストを実行しようとしてアクセスしたインバウンドサーバーから無効なレスポンスを受け取ったことを示します。
ブラウザの互換性など、より専門的な情報が必要であれば mozilla の MDN Web Docs 「502 Bad Gateway - HTTP | MDN」を見ておきましょう。
502 Bad Gateway は、ウェブサイトのサーバー側のエラーなので、ユーザー側では解決できません。
このエラーに遭遇した場合は、ウェブサイト管理者の対応を待つことになります。
502 Bad Gateway の場合に、次の方法で解決できるという説明もあります。
ただし、ページの更新はウェブサイトへネットワーク負荷を高めるのでNGです。
502 Bad Gateway の原因には、ウェブサイトへのアクセス集中など、ネットワーク通信の高負荷も考えられます。
そんなとき、ページを更新したらウェブサイトに更なる負荷がかかってしまいます。
最悪、DDoS攻撃とみなされることもあるので、時間を置いてサイト管理者が解決するのを待ちましょう。
サイト管理者が解決するためには、まず問題の原因を突き止めなくてはなりません。
よくある問題想定と対処法は次の通りです。
特に起こりがちなのが、最後のユーザーのアクセス数がサーバー処理能力を超えるケースです。
キャンペーンなどで急激にユーザーのアクセスが集中することで、サーバー処理能力が不足すると「502 Bad Gateway」が表示されます。
長期休暇期間や新規サービス開始当日など、ユーザー数が急激に増えるタイミングでは、余裕を持ったサーバー設定にしておきましょう。
実際にあった 502 Bad Gateway の具体的な事例を見ていきましょう。
なかなか奇抜なビルのロゴだpic.twitter.com/0zSMJg31l4
— しょうゆ (@shsub)September 2, 2021
町田のビルのデジタルサイネージに表示された「502 Bad Gateway」。いっけんお店の看板にも見えなくないです。
エラーメッセージがそのままブランド名に見えてしょうがないwwwwwwwwhttps://t.co/1HUovQTtmM
— @きよし(Akiyoshi)/JS1CPW (@akiyoshi_kamide)September 2, 2021
一瞬、「502 Bad Gateway nginx」という店の名前だと思ったのよ。背景ピンクだし。
— ちくわぶと本屋を愛する書店員 (@aeHBXz9KdheP6Kx)September 5, 2021
町田で「奇抜なロゴ」のビル発見? 意味が分かると恐ろしい気持ちに……ネットの反応「見る分には好き」(アーバン ライフ メトロ)#Yahooニュースhttps://t.co/fbQ2OF34M3
あなたにぴったりのジョブは...「502 Bad Gateway」!いろいろなジョブが登場するFFXIVの世界へ冒険に出かけよう!8月31日(火)スタートのローソン「ファイナルファンタジーXIVキャンペーン」もお見逃しなく。#FF14ジョブ診断#ローソン#からあげクン#FF14pic.twitter.com/MTxrpYD5uU
— むけ (@s_mkmk)August 24, 2021
ローソンとFF14のコラボ企画「FF14ジョブ診断」での「502 Bad Gateway」。FF14の人気を甘く見てしまったのでしょうか。
ff14のジョブ診断を受けたら、
— くにおくん (@Kunio_925)August 24, 2021
502 Bad Gatewayでしたpic.twitter.com/saHVzQfY7B
ジョブ診断、「502 Bad Gateway」だったんだけどもしかして暁月のシークレットジョブ!?#FF14pic.twitter.com/ezb6OPWbZU
— tayutayu (@tayutayuboy)August 24, 2021
わたしのジョブは502 Bad Gateway でした\(^o^)/https://t.co/ZeukIwwmzrpic.twitter.com/oFQAwkQJw0
— ガオタン@Durandal鯖 (@Gao_Tan_Dur)September 1, 2021
デジタル庁が本日発足。そしていきなり502 Bad Gateway・・・。
— 高橋翼@ヘルステック・PHR (@w1tsubasa)September 1, 2021
攻撃でも受けてるのか(単にサーバが弱いとかではないと信じたい)pic.twitter.com/UFKmOg3i9V
デジタル庁発足初日のHPで「502 Bad Gateway」。このときの初代HPは、Webサイト作成サービス「STUDIO」で作っていましたが、STUDIO が想定していた以上の IEユーザーによってパンクしてしまったようです。
で、デジタル庁〜!!!
— xSalud《緩》 (@xSaludSaru)September 1, 2021
502 Bad Gatewaypic.twitter.com/MgZy99Fzqy
本日から発足したデジタル庁のWEBサイトが 502 Bad Gateway で初日から陥落していると聞いてpic.twitter.com/pkdVaVUGzb
— たむねこ(ポンコツ) (@akiratamcat)September 1, 2021
デジタル庁、502 Bad Gatewayなんだが……
— Dec12|Fujigon (@dec12_kaz)September 1, 2021
デジタル庁のサイトみたら「502 Bad Gateway」と下にnginxとだけ書いてあって、横文字だしシンプルでかっこいいサイトだな、となった
— 赤い毛むくじゃらのなにか (@_h13e)September 1, 2021
502 Bad Gateway は困ったエラーですが、シンプルなテキストと nginx(エンジンエックス)の表記により、デザイン性を感じる人々もいるようです。
むしろ非常におしゃれなブランド名な感じを醸し出している。。
— ぬん。 (@amasawa_seiji)September 6, 2021
「502 Bad Gateway / nginx」
なかには、Tシャツを作りたくなる人も。
お決まりの502 Bad Gatewayかーい
— Zacky (@times_zacky)September 2, 2021
これ見るたびにTシャツ作りたくなる。404も欲しい。てかすでにあるよねきっと。pic.twitter.com/iauAMPzqRY
実際にTシャツを作っちゃった人もいました。
センス無いの502 Bad GatewayTシャツ@N0n5ensehttps://t.co/DunnF0FNyp#suzuri
— センス無い (@N0n5ense)September 2, 2021
シンプルカッコいいので、街中で見かけたら見てしまいそう。
もっとも、Webエンジニアであれば胃が痛くなりそうですけどね。