評判悪すぎ?私が大栄で資格は取れたのにおすすめしない理由

記事更新日: 2021/08/24

ライター: せきぞー

皆さんは資格を取るためなら、どのような勉強方法を選びますか?

 

もちろん

「独学で進めていく」

という人もいるでしょうし、それができたら一番ですが、

 

まずは

「学校や予備校へ通う」

と考える人が多いのではないでしょうか。

 

なかでも資格スクール 大栄は大手の資格取得のための予備校のひとつとして有名なので、候補に挙げている人も多いはず。

 

 

で す が 、

 

 

匿名の口コミサイトなどで「資格スクール 大栄」についての評判を探してみると、辛辣なコメントが目に入ってくることが…。

 

ただ、

基本的に匿名の口コミというのは良い評判よりも悪い評判の方が多く出回るもの。

 

ほんとうに口コミサイトだけの評判で判断しても良いのだろうか…

 

そう思っている人も中にはいるはず。

 

ということで、今回は実際に「資格スクール 大栄」に通ったことのある筆者が当時の体験をふまえて自分なりの見解をお伝えしていくことにします。

 

 

 

当時通っていたことがわかるものが↑こんなのしかなかったのですが、会員サイトのログイン後の画面になります。

当時の担当者が判明してしまうと良くないので校舎名と氏名は伏せさせていただきます。

 

先に結論から言うと、

個人的には「資格を取る」という一番の目的は達成できたので不満に感じる点はあったものの、

教室としての存在意義はあるのだろうとは思っています。

 

ただ、

やはり教室を選ぶ段階で、ここ(大栄)以外の選択肢を視野に入れておくことは絶対的に必要だったなと感じています。

 

資格スクール 大栄(DAIEI)とは

画像引用:資格スクール 大栄

「資格スクール 大栄(以下、大栄)」は株式会社リンクアカデミーが運営する資格取得を目的としたキャリアスクールです。

同社はその他にも同じく教育事業として「パソコン教室 アビバ(AVIVA)」を運営しています。

校舎によっては2つの教室が一箇所に併設されているので、同じ場所で両方の講座を受講することもできます。

 

上の画像にもあるように、大栄では主に公務員・簿記・宅建の資格取得に向けた学習のサポートを行っています。

その他、情報系や医療系など、様々な資格向けの講座も用意されています。

 

情報系コンテンツを扱っている当サイトとしては、「基本情報技術者」や「ITパスポート」向けの講座があるのは注目ですね。

 

筆者が過去に受講した講座は「日商簿記3級」です。

すべての講座に共通していない部分もあると思いますが、流れなどについては参考になるかと思います。

 

評判について

このページに訪れている方の多くは、

 

「資格スクール 大栄(以下、大栄)の評判が気になる」

「口コミサイトなどで評判をいくらか見た上で、より詳しく実態を知りたい」

 

といったことを思って来ているかと思います。

 

「資格スクール 大栄 評判」

 

などで検索すると匿名の口コミサイトがヒットするので、もしまだ見ていなければ一度訪れてみると良いと思うのですが、

口コミサイトに並ぶ大栄の評判はすこぶる良くないものがほとんどです

 

主に挙げられている不満点は以下の通り

  • スタッフの対応が悪い
  • 教材が高い
  • 質問できる講師が少ない
  • 勧誘がしつこい

 

「満足度の高い順」に並べ替えをしないと探せど探せど、「良かった」と評価されている口コミが出てこない。

そしてこれらの口コミを見てこう思ったのではないでしょうか。

 

「ほんとにこんなクソみたいな評判しかないようなスクールなのか?」

「これだけ良くない評判ばかりなのになぜ経営が成り立っているのか?」

 

と。

 

では、ここからは筆者が実際に大栄に通ってみて感じた

「良かった点」「悪かった点」

の両方をふまえながら自分なりの見解を述べたいと思います。

 

※ちなみに自分が大栄に通っていたのは今から遡ること3年前の2019年のこと。

なので現行のサービス内容と若干仕様が変わっている部分もあるかもしれないということは念頭に置いていただけますと幸いです。

ただ、直近の口コミを見ても当時とそこまで大きく変わっている様子はなさそうなので、ある程度の信憑性はあるかと思われます。

 

良かったと思う点

資料請求からファーストコンタクト→面会までの流れ

恐ろしく早いです

うっかりしてたら見逃しちゃうね。

 

まず、自分は簿記の勉強をするにあたって、大栄の他に資格の大原資格の学校 TACユーキャンなどにも同時に資料請求を行っていました。

 

たしか申し込みをしたのが昼間だったと思いますが、

大栄からはその日の夕方には資料よりも先に、まず面会の日程を決めるための電話がかかってきます。

ちなみに後にも先にも電話がかかってきたのは大栄のみでした。

 

捉え方によっては、

「他と比較されたくないから、その前に自分たちのところへ囲い込む作戦では?」

ともとれますが、

 

個人的には他がやっていない方法で顧客獲得に励んでいる姿勢にどちらかというと好感が持てました。その日の夕方ですよ?

 

それに、資料請求だけで満足してしまい「なかなか申し込みしないあるある」を経験したことがあるのは、おそらく自分だけではないかと。

そういった人にはスグ行動に移すまでの後押しになりますよね。

 

ただひとつ、

 

反省点としては、他社との比較検討をこの時点で既に放棄してしまっていたことです。

本来であれば、この時点で他の教室にも自分から電話して説明会の予約を取るべきでした。

 

ひとりひとりに合わせたスケジュール管理

大栄に入会するタイミングは個人で自由に決められるので、試験までの学習期間も人によって変わってきます。

 

なので、

大栄では「どの程度のペースで学習を進めていけば良いのか」を入会した日から試験までの日を逆算して、ひとりひとりに合わせたスケジュール管理を行ってくれます。

 

定期的に進捗の確認があるので、

たとえば予定よりも少し遅れをとっていたのであれば、優先順位を変更するなどして重要なポイントを抑えておけるように軌道修正してくれたりします。

 

基本的に言われた通りのペースで学習をしていくだけなので、自分で特に考える必要がない分だけ勉強に集中ができたことは良かったと思っています。

 

自習室の利用

自分が受講した日商簿記の講座は動画とテキストベースで自分のペースで学習を進めていけるものであったため、パソコンを持っていれば自宅でも学習を進めていくことができました。

ただ、

やってみてわかりましたがスタッフの方にも勧められていた通り、自宅で一人で学習していても全然勉強に身が入らなかったのに対して、

自習室を利用すると同じく勉強をしている人が周りにいる環境で学習することになるので、集中力の継続度合いが断然違いました。

 

この自習室がなかったら言われた通りの学習ペースから大幅に遅れをとることになっていたと思います。

 

資格がとれた

正直不満に感じる部分もありましたが(後述)、

結果的に言われたとおりに学習を進めてたら結果として取りたい資格をとることができたので万事OKかなという気持ちはあります。

 

一応、大栄での学習だけで100点満点中、合格ライン70点以上で98点とることができました。

WEB成績照会のスクショ撮ってたはずなのに、探しても見つけられなかったので信用度は低いかも知れないですが…。

 

ちょっと不満に感じた点

受講スタイルについて

先述の通り、自分の講座は基本的に動画を見ながらテキストを用いて自分のペースで勉強を進めていくスタイルでした。

たしかに動画であればよくわからなかった部分を繰り返し見直したりすることができるといったメリットもあります。

 

ただ、

それでも理解できないことがあった時にすぐに質問をすることができなかったことに若干の不便さは感じました。

 

大栄には講師の方が常勤しているわけではないので、基本的に質問がある場合はメールで問い合わせをする必要があります。

 

でも、

正直文章で質問内容考えるのって結構面倒くさいじゃないですか。

 

返答があるまでのタイムラグもあるし、そのうえ相手との食い違いがあった時に余計なやり取りをしなければいけないわけで、

 

とにかく「メールで質問をする」というシステムはめちゃくちゃ効率が悪いと自分は思っていました。

 

教材がちょっとわかりづらい

これは不満とは少し逸れるかもしれないですが、若干テキストの解説が不十分に感じるような場面が何度かありました。

 

例えば、1つの事例を用いた解説があった時に、

「別のケースも起こりうる気がするのだけど、その場合はどうなんだろう?」

って思うことがあるとします。

 

たいてい、自分が思いつく程度の「別のケース」なんてのは、誰もが思いつくようなことで、

次の項で説明があったり、補足欄に説明があったりするものです。

 

が、

 

大栄のテキストにはその解説が何度読み直しても載ってなかった。

 

実は、大栄の教材にはテキスト(スタディガイド)の他にワークブックなるものが存在しており、

こっちの方に自分の想定していたケースが問題として出され、その解答ページに説明が載っていました。

 

まぁ、

これは自分が「テキストを先に終わらせて、その後にワークブックを終わらせよう」としていたのも良くなかったので何ともいえないところです。

とりあえず、テキストとワークブックは並行して進めていくようにすることをお勧めします。

 

金額について

自分が受講した簿記3級の講座は50,000円くらい(入学金は別)でした。

 

当時はどこの教室もその程度だろうと思っていたんですが、

あとになって調べたら、大栄は他の教室と比較するとかなり高めの価格設定であることに気づきました。

 

日商簿記3級の講座の相場はざっくり5,000〜50,000円あたりになってきます。

 

教室(学習室)を持たないような通信講座のみの教室(アプリ)が最も安く、比較する対象によっては1/10程度の費用で済ませることができます。

 

対して、実際に講師が前に立って講義が行われるようなものは一番高くなります。

 

しかし、

大栄は教室こそあるものの、受講形式は動画を使用した自習ベースであるため

 

内容的には通信講座に近いにも関わらず受講料は相場の最高値に近い金額で販売がされています。

 

他社と比較をしなければそこまで気になることでもありませんでしたが、

一度比較してしまうとどうにも気になってしまうものです。

 

怒涛の勧誘ラッシュ

これが本当に何よりも残念

これさえなければ記事にしようとも思わなかったかもしれない。

 

大栄では講座も試験も終了すると、最後の状況の報告や手続きやらで教室まで行くことになります。

 

そして、諸々の報告や手続きが終わると、

そこから次に受ける講座の営業が永遠に続きます。

 

「適当に受け流してたらそのうち終わるだろう…」なんて思わない方が良いです。

どうにか口実を絞り出して自力で話を止めないと絶対に抜け出すことは出来ません。

 

自分は今回受講したのが簿記の3級だったので、まずは手始めに簿記2級の勧誘から入り、

 

それがダメなら

「パソコンを使っているお仕事なのであればWordやExcelの使い方はどうですか?」となって実際にパソコンに座って体験をさせられることになり、

 

それもダメなら

「クリエイター系のお仕事もしているようでしたらPhotoshopやIllustratorとかもあるので〜」

 

などなど…

 

自分の仕事についての話などを聞き出したあとに、そこに関係しそうな講座を次から次へと提案してきます。

次が決まるまでは帰すわけにはいかない」という確固たる意志がひしひしと伝わってきます。

 

自分は

「きっと営業のノルマとかあって大変なんだろうなぁ…

 

なんて気の毒に思って相手をしていたのですが、いつまで経っても話が終わらず、、

あまりにもしぶとかったので適当に予定を作ってなんとか教室を出ることにしました。

 

時計を見たら3時間経ってました。

 

おそらく対応するスタッフにもよるんでしょうけど、

あの感じだと上からの教育でそうなってるのだと思うので、基本はこれだと思っておいた方が良いと思います。

 

結果的にさんざん粘って営業して、明らかに嫌々ながら契約させることができたとして、

その後、何食わぬ顔で対応してくるのかと思うと若干サイコを感じずにはいられないです。

 

まぁとにかく後味が悪かったです。

 

まとめ

以上の体験から自分の意見をまとめます。

 

決して悪いところばかりでもないですが、良くないと感じる部分が大きいので、

資格スクール 大栄はおすすめはしません。

 

とはいえ、

 

これも一個人の意見でしかないので、

もしそれでも気になる人や、実際に確かめてみないとわからないと思った方は必ず他社の教室と比較をしながら検討してみるのは良いかと思います。

 

以下に資格スクール 大栄と、その他の比較用の教室のリンクを載せているの参考にしてみてください。

 

資格の大原(社会人講座)

実際に講師が前に立って講義をする「通学形式」と、動画で一人で進めていく「映像通学形式」と選択することができます。

料金は比較的高めになりますが、質問のしやすさ、教室に通うことで同じ目標を持った生徒同士が集まった環境での学習はやる気と集中力が格段に上がります。

ちなみに口コミを調べると専門学校の方の悪評が目につきますが、こちらの社会人講座とは別物です。

 

P.S. その後、資格の大原で簿記2級を受講しました。ちょっと値は張りますが受講するなら断然「通学形式」の方が良いです。

「通学形式」=「通学+映像通学」のセット販売なので動画も見ることができます。

講師の方が、たいてい始業時間の15~30分くらい前からスタンバっていらっしゃるので質問がある時は早めに教室に行って質問すると良いと思います。

若干テキストが堅苦しいですが、それ以外は申し分ない教室だと思います。

 

資格の学校 TAC

資格の学校TACも実際の講義があるコースと、動画で進めていくコースとがあります。

資格の大原との違いは教材や講師の質などになってくるかと思いますので、「大原」と「TAC」のどちらかで検討しているのであれば迷わずどちらの説明も受けた方が良いでしょう。

受講料についてはさほどの差はないように思います。

 

オンライン資格講座 スタディング

スタディングはオンライン完結型の資格通信講座です。

動画での講義も、教材も全てオンラインに集約されているため圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります

パソコンかスマホがあれば利用可能なので、従来の「教材やDVDなどを取り揃えて」「教室まで足を運ぶ」というような煩わしさが一切ありません。

それでいて講座のクオリティの高さにも定評があるため今かなり注目を集めているサービスになっています。

時間と金銭的に余裕がない人であればこちらのサービスが有力候補になるでしょうし、

余裕のある方であれば、いわゆる「ちゃんとした教室」に通う前に一度お試しで利用してみるのも良いかもしれません。

 

通信教育フォーサイト

こちらも実際の教室を持たない資格通信講座ですが、スタディングとは違いテキストやDVDなどの教材を揃えて学習するスタイルなためスマホのみで学習を進めていくことはできません

しかし、あえてテキストが欲しいと考える人もいるでしょうし、何より実際の教室へ通うよりも受講料を抑えることができるためフォーサイトのスタイルが一番自分には向いていそうだと感じる人も多いかと思います。

そして個人的にかなり気になったのが”バーチャル講師”たるのもの。

講座によってはむさ苦しいオジサン熟練の講師陣ではなく2次元の美女&イケメン講師が講義を担当してくれるみたいです。

 

この記事を書いたライター

せきぞー

詳細プロフィール

普段は野外イベントの設営など行っています。

出来るだけ読者の方の視点に立った執筆を心がけていきます!

物静かな性格なため時折南の島に佇む某石像と勘違いされることもあるとか、ないとか。

Twitter:@100Sekizo

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