RSSがないサイトでもRSSフィードを作成できる「Feed43」の使い方

記事更新日: 2020/12/27

ライター: ナガヤン

ハローエンジニア!SEライターのナガヤンです。

あなたはRSSを利用していますか?RSSはニュースやブログなどの更新情報を配信するためのWeb技術で、サーチバンクでもこのたびRSS配信を始めました!

RSSは、SNSやまとめサイトの普及につれて利用者が減少し、Googleリーダーなど有名なRSSリーダーがサービス終了したこともあり、ニッチな情報配信技術になっています。

しかしながら、RSSは効率的な情報収集技術のひとつであることには変わりなく、古い技術ゆえにノウハウが多く安定しているため、いまでもラジオの聴くように使うことができます。

 

今回RSS配信するために利用したサービス「feed43」がシンプルに使いやすかったので、紹介させていただきます!

「Feed43」の使い方

Feed43」では、RSSを配信していないウェブサイトに対して、RSSフィードを作成することができます。サイトの認証などはないため、サイトの利用者でもRSSフィードを作成できるのが特徴です。

Feed43」でRSSフィードを作る手順は次のようになります。

RSSフィードの作り方
  • 「Feed43」にアクセスする
  • ウェブサイトのURLを入力する
  • サイト情報の抽出ルールを決める
  • RSSフィードのフォーマットを決める
  • RSSフィードのリンクを取得する

 

「Feed43」にアクセスする

まずは、「Feed43」にアクセスします。

このページが表示されたら、「Create your first RSS feed」をクリックしてRSSフィードの作成をはじめます。

次のようなページが表示されたらOKです。

ウェブサイトのURLを入力する

続けて表示された入力欄に、RSSを配信したいWebサイトのURL(Address)を入力します。

右の小さい入力欄には、エンコーデング(Encoding)を指定します。多くの場合は「utf-8」と入力します。もし違っていてもあとで変更できるので、分からなければ「utf-8」としておきましょう。

サーチバンクの設定はこんな感じです↓

最後に「Reload」ボタンをクリックすると、指定したページのソースコードが表示されます。文字化けすることなく表示されていればOKです。

文字化けしていた場合は、エンコーディングを変更することで解決します。日本語のページなら「Shift_JIS」や「EUC-JP」を入力すると解決することが多いでしょう。

 

サイト情報の抽出ルールを決める

これでRSS配信したいページのソースコードが取得できました。ただし、これはページ全体のソースコードです。RSSでは特定の項目のみが欲しい情報になります。

例に挙げているサーチバンクでは,最新記事の情報が欲しい情報になってきます。そのため、必要な部分だけ抽出できるようにルールを決めていきます。

 

全体のソースコードを見ていくと,特定の繰り返しが見つかるかと思います。この部分が抽出ルールの対象になります。

日付やURL、記事タイトルの部分を{%}で置き換えていき、改行されている部分には{*}を入力します。

サーチバンクでは次のような設定になりました

これを「Item (repeatable) Search Pattern」に入力したら、「Extract」をクリックしましょう。

次のように欲しい情報が抽出できていればOKです。

 

RSSフィードのフォーマットを決める

次に、RSSフィードのフォーマットを決めます。

はじめは、フィード全体のフォーマットを決めます。

タイトルやリンク、RSS配信の説明といった内容です。基本的には最初の設定のままでOKです。

 

次に実際のRSSフィードの部分(それぞれの記事の部分について)のフォーマットを決めます。こちらには、RSSフィードの記事のタイトルや,そのリンクなどを入力します。

 

ここで先ほど抽出した情報をそれぞれ{%1}や{%2}のようにパラメータとして取得できます。それを実際のRSSフィードでどのようにアウトプットするかを決めていきます。

サーチバンクのRSSでは次のように設定してみました

 

これでRSSフィードのフォーマットを決めることができました!

 

4. RSSフィードのリンクを取得する

最後にRSSフィードのリンクを取得します。次のような画面が表示されますので、そのURLを任意のリーダーで読んで確認してみましょう。

いま使っているRSSリーダーがない方は、feedlyやSlackで確認できるので試してみてください!

以上で終了です。お疲れ様でした!

 

まとめ

今回はRSSフィードを配信していないウェブサイトに対して、「Feed43」を利用することで独自のRSSフィードを生成する方法を紹介しました。

RSSを設置していないサイトが増えてきていますが、「Feed43」なら利用者でもRSSフィードを作成できるので、RSSを活用するなら強力なサービスです。ぜひ使ってみてください!

 

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この記事を書いたライター

ナガヤン

著者プロフィール

こんにちは、SEライターのナガヤンです!
サーチバンクをご覧いただき、ありがとうございます。

サーチバンクでは、エンジニア中心のメンバーで、私たちだからこそできる、べんりで楽しくなる情報を発信していきます!

これからの働き方を考えるメディア「JobTier」にて、対談記事を書いていただきました!

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