ExcelのLET関数の使い方!「変数」を使った数式を定義する

記事更新日: 2020/11/20

ライター: ナガヤン

この記事でわかること
  • LET関数は、関数内で変数を使うことができる
  • 計算パフォーマンスの向上が期待できる
  • 可読性・保守性が高められる

ハローエンジニア!SEライターのナガヤンです。

2020年11月16日(現地時間)、マイクロソフトがExcelに「LET」関数を一般公開したと発表しました。

このLET関数は、プログラミングにおける「変数」が使えることが特徴です。

ぜひ使い方を身につけて、周りの人より一歩先の効率化を実現していきましょう!

LET関数とは

「LET」関数は、計算結果に名前を割り当てて、それを使用する計算式を実行します。

計算結果に名前を割り当てるのは、プログラミングの変数に近い概念ですが、有効な範囲(スコープ)が関数内のみに限られます。これにより、シートやブックでの名前衝突を避けながら、計算を数式で扱いやすく書くことができます。

LET関数のメリット

LET関数の主なメリットは次の通りです。

LET関数のメリット
  • 計算パフォーマンスの向上が期待できる
  • 可読性・保守性が高められる

従来の関数式では、1つの数式に同じ式が複数回出現した場合、それぞれ計算されていました。LET関数を使用すると計算結果に名前を対応付けることで、1回の計算に減らすことができます。

また、計算結果に名前を対応付けることで、数式全体の読みやすさが良くなります。

LET関数の使用例

LET関数では、少なくとも1つの名前と値のペア、そのすべてを使用する計算式を入力します。

名前と値のペアは最大126組までサポートされています。

単純な例だと、次のように名前と値のペアを設定して計算を実行します。

名前には日本語を使用することもできます。

LET関数は、「Microsoft 365(旧Office 365)」のExcelで使用することができます。

OneDirveのオンライン版でも使用できるので、使ってみてはいかがでしょうか。

 

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この記事を書いたライター

ナガヤン

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これからの働き方を考えるメディア「JobTier」にて、対談記事を書いていただきました!

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