ハローエンジニア!SEライターのナガヤンです。
2020年11月16日(現地時間)、マイクロソフトがExcelに「LET」関数を一般公開したと発表しました。
このLET関数は、プログラミングにおける「変数」が使えることが特徴です。
ぜひ使い方を身につけて、周りの人より一歩先の効率化を実現していきましょう!
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「LET」関数は、計算結果に名前を割り当てて、それを使用する計算式を実行します。
計算結果に名前を割り当てるのは、プログラミングの変数に近い概念ですが、有効な範囲(スコープ)が関数内のみに限られます。これにより、シートやブックでの名前衝突を避けながら、計算を数式で扱いやすく書くことができます。
LET関数の主なメリットは次の通りです。
従来の関数式では、1つの数式に同じ式が複数回出現した場合、それぞれ計算されていました。LET関数を使用すると計算結果に名前を対応付けることで、1回の計算に減らすことができます。
また、計算結果に名前を対応付けることで、数式全体の読みやすさが良くなります。
LET関数では、少なくとも1つの名前と値のペア、そのすべてを使用する計算式を入力します。
名前と値のペアは最大126組までサポートされています。
単純な例だと、次のように名前と値のペアを設定して計算を実行します。
名前には日本語を使用することもできます。
LET関数は、「Microsoft 365(旧Office 365)」のExcelで使用することができます。
OneDirveのオンライン版でも使用できるので、使ってみてはいかがでしょうか。
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