業務効率化!情報共有のフローとストックを理解しよう!

記事更新日: 2020/08/22

ライター: ナガヤン

こんにちは、Slack大好きライターのナガヤです!みなさんは情報共有してますか?

仰々しいですが、情報共有は自分の知識や考えを伝えるコミュニケーションです。

今回は情報共有で重要なキーワード「フローとストック」について解説します!

フローとストックとは何か

まず「フロー」と「ストック」とは、情報の扱い方の違いに関するする用語です。

もともとは経済学における資産運用の用語でしたが、ビジネスマンを中心に知的財産たる情報の運用にも使われるようになりました。

フローは「流れ」

フローは、「流れ」という意味で、情報が次々とやって来ては去っていく状態を指します。口頭での情報伝達(会話)やチャット等の場合、その瞬間その場所にいる相手には伝わりますが、翌日その場所に来た人には伝わりません。会話やニュースなどスピード感が高いその場限りの伝達方法、これがフロー型の特徴です。

ストックは「貯蓄」

ストックは、「貯蓄」という意味で、情報がどんどん蓄積されていく状態を指します。印刷やブログなどで記録をした場合、準備に時間を要しますが、翌週に来た人にも伝えることができます。書籍やWikiなど再利用性が高く時間を要する伝達方法、これがストック型の特徴です。

情報メディアの特製を示すキーワード

では具体的には、何がフローで何がストックなのでしょうか。

本質的には「フローとストック」は情報媒体(メディア)の永続性に関する用語です。エンジニアの方には RAM と ROM と言うとピンとくるかもしれません。

例えば、みなさんが今日の天気を知るとき、テレビやラジオから情報を得ますよね。これらはある一日の天気を伝えることができますが情報寿命はせいぜい一週間くらいです。つまりトレンドを重視したメディアです(フロー型)。

一方で、天気予報を毎日ノートに残していったらどうでしょう?そのノートは後日見返したときに、当時の天気予報を知ることができ、将来にわたってデータ分析などに活用することができます。これは記録を重視したメディアとなります(ストック型)。

特徴をまとめると次のようになります。

表にある特徴は、一般的な傾向です。やり方によっては「低い」となっている項目を「高い」状態にもできます。

この性質は二者択一ではなく傾向を示すことも付け加えておきます。例えば Facebook は、 Twitter と比べてストック性が高く、書籍と比べてフロー性が高いと言うこともできます。

フローとストックのどちらを選べばよいか

では私たちはどのメディアで情報共有をすべきでしょうか?

情報運用の観点では、まずはフローメディア、ストックメディアからそれぞれ1つを選択することをおすすめします。

なぜなら、フローメディアで発信した内容は、ストックメディアを併用することで情報価値が高まるからです。河川で流れる水を貯水タンクに入れることで、水道水として利用できるような感じです。

現実でも、会議で話した内容を議事録にまとめたり、Youtube配信した内容をアーカイブ化したり、みなさんが一度は見たことがある情報戦略です。

写真の共有なら
  • いまアツい写真を投稿するのに、 Instagram(フロー型メディア)
  • アルバムとして、tumblr(ストック型メディア)
チームのコミュニケーションなら
  • 通常のコミュニケーションに、Slack(フロー型メディア)
  • チームで必要なファイルのやり取りに、Google Drive(ストック型メディア)
情報発信なら
  • トレンドに乗ったスピード感ある情報発信に、Twitter(フロー型メディア)
  • 見返せる価値のある情報発信に、ブログ(ストック型メディア)

最後の例は、サーチバンクの情報戦略でも採用しています!

目的に沿って情報メディアを決定しよう

情報を伝えてもうまくいかない場合は、目的と仕組みが合致していないケースが考えられます。

そんなときは、従来の伝え方でよいか、別の方法を選択すると伝わりやすいかを考えて、情報共有の仕組みを見直してみましょう!

 

サーチバンクでは皆さんの声にお応えするためマシュマロを設置しています。
ライターに聞いてみたい疑問や質問のほか、記事の感想やご意見などもよかったらお聞かせください!
https://marshmallow-qa.com/search_bank

この記事を書いたライター

ナガヤン

著者プロフィール

こんにちは、SEライターのナガヤンです!
サーチバンクをご覧いただき、ありがとうございます。

サーチバンクでは、エンジニア中心のメンバーで、私たちだからこそできる、べんりで楽しくなる情報を発信していきます!

これからの働き方を考えるメディア「JobTier」にて、対談記事を書いていただきました!

この記事に関連するラベル

ページトップへ