英語の略語はパターンに分けてルールを理解しよう!

記事更新日: 2020/07/25

ライター: せきぞー

日本語に略語があるように英語にも略語というものは多数存在しています。

昔から使われているものから比較的最近になって使われるようになったものなど様々です。

情報化社会と言われる現代においてより効率よく情報を得る手段として略語が以前にも増して頻繁に使われるようになってきているとも言われています。

省略の仕方も様々なパターンがありますが、概ね決まった規則に沿って作られています。

sekizo→

今回はどのようなルールを元に略語が作られているのかをパターン別にご紹介していきます。

最後まで読むころには自分で英語で略語が作れるようになっているかもしれません!

一般的な省略ルールは大きく3パターン

略語のパターンの分類は3パターンであったり4パターン、5パターンとサイトや人によってまちまちだったりするのですが今回の記事では大きく3パターンにまとめて各パターンの中でさらに特徴別に細かく分けて解説することにします。

 

その1:頭字語(acronym・initialism)

文字通り複数の単語の頭文字を取って繋げた省略の方法になります。

頭字語の中にも2種類の分類があるのでそれぞれの特徴や例をご紹介していきます。

 

acronym

省略して繋げた文字を新たにひとつの単語として発音するもの。

例)

NASA(ナサ)→National Aeronautics and Space Administration

PIN(ピン)→Personal Identification Number

SIM(シム)→subscriber identity module

ASAP(アサップ)→as soon as possible

 

initialism

省略したアルファベットを一文字ずつ発音するもの。

もしくは文面でのみ省略されて口頭では略さずに発音するもの。

例)

USA(ユーエスエー)→United States of America

TDL(ティーディーエル)→Tokyo Disney Land

PPAP(ピーピーエーピー)→pen pineapple apple pen

LGTM(エルジーティーエム)→looks good to me

ASAP(エーエスエーピー)→as soon as possible

 

sekizo→

海外のSNSなどで良く見かける「LOL」なんかもlaghing out loud(声に出して笑う)の略でinitialismに分類されます。

日本語でいうところの(笑)ですね。

 

※お気づきの方もいるかもしれませんが、ASAPのようにacronymとinitialismの両方に分類されるものもあります。

 

Tips
日本ではNGと聞くとNo Goodの略であるという認識が一般的ですが、これは和製の略語であり英語圏の人たちには通じません。
英語圏ではNG=Nigeria(ナイジェリア)もしくはNew Generationの略だという認識が一般的であるように使っている人の地域、年齢層、業種などによっても同じ略語でも意味が変わってくる場合があります。
略語を新たに使ってみようと思った時は「〇〇 stands for」と検索すると何の略として使われているのか認知度の高い順に結果が見れるサイトが表示されるので一般的な認識と自信の認識との間にズレがないか確認しておくとよいでしょう。

 

その2:端折り語(shortening・contraction)

ひとつの単語の一部分を切り取って表現したものです。文字数の多い単語に使用される場合が多いです。

端折り語にも大きく2種類に分類がされます。

 

shortening

shorteningはさらに細かく4種類に分類され、それぞれ省略される箇所が変化してきます。

 

1.前省略型:単語の前半を切り落として後半のみを使用

net→internet

phone→telephone

blog→weblog

 

2.後省略型:単語の後半を切り落として前半のみを使用

memo→memorandum

Sep→September

MAX→maximum

 

3.前後省略型:単語の前半と後半を切り落として中間のみを使用

flu→influenza

n→and

前後省略型は比較的稀なケースであまり頻繁に使われてはいません。

 

4.母音省略型:単語の中の母音を切り落として子音のみを使用(変則ルールあり)

bldg→building ※なくても推測可能であれば子音は省略できる

img→image ※先頭の母音は残す

ltr→letter ※子音が2重で使われている場合は一つ省略できる

英単語は母音ではなく子音が音を表現しているので母音がなくてもある程度推測が容易である(bldg=ブルドゥグ、img=イムジ)ことから母音が省略される略語は頻繁に使用されています。

SNSなどでスラングとして使用される言葉もこの母音省略系が多く比較的歴史の浅いものが多い印象です。

 

contraction

最初の数文字と最後の文字だけを切り取った「中省略型」です。

contractionはさらに細かく2つに分類され、ひとつは単体の単語の中間を切り取ったもの。

もうひとつが主語と動詞、主語と助動詞など複数の単語の中間を切り取って省略した部分を「’(アポストロフィ)」で表現するものです。

 

1.ひとつの単語

Dr→Doctor

St→Street

govt→government

Mr→Mister

 

2.複数の単語

I'm→I am

I've→I have

They'd→They would

 

その3:混成語/かばん語(blend)

混成語は複数の単語のそれぞれの一部を組み合わせて新しい言葉として作られたもので、前述のacronymとcontractionを織り交ぜたような概念になります。

新たに別の意味として作られた言葉なので略語の概念とは若干逸れる部分もありますが複数の言葉を省略するという意味では略語と捉えることができます。

brunch→breakfast + lunch

smog→smoke + fog

bit→binary digit

Motel→motorists hotel

 

Tips
略語には意味は同じなのにUSAとU.S.A.のようにピリオド「.」がある時とない時があります。ピリオドには文章の終わりを意味する他に、「省略した」という意味を表す記号としても使われます。「では正式な略語にはピリオドが必要なのか?」と言われればそんなことはなく、結論はどちらも間違いではありません。しかし、一般的にアメリカではピリオドが使われ、イギリスではフルストップ(イギリスではピリオドではなくフルストップという)は省略されている場合が多いと言われています。

 

発音の同じ数字やアルファベットで代用する方法

ここまで紹介してきた代表的な略語のタイプの他にも発音のおなじ数字やアルファベットを単語として代用する略語というものが存在します。

 

たとえば、

単語のseeの発音は「シィー(síː)」です。そしてアルファベットのCも発音は同じく「シィー(síː)」です。

したがってseeとcを入れ替えて「I see.(なるほど)」というフレーズであれば「I c」に省略しても同じ意味として使うことができます。

 

また、単語の一部に代用されるものと各略語タイプとを組み合わせることでさらに文字数を省略して使う方法もあります。

 

sekizo→

ただしこの手法はSNS上などのくだけたシーンで使用する言葉である場合が多いのでビジネスメールなどでの使用は極力避けた方が無難だと思います。

 

く代用される数字やアルファベット

4→for

U→you

R→are

2→to

Y→why

 

単語の一部分に代用されるもの

8[éit]→gr8=great, sk8er=skater

2[túː]→2night=tonight ※正確には[náit]だが、toだけ切り離して発音した場合は[túː]になる

x[éks]→thnx=thanks(母音省略型+アルファベットの代用), fax→facsimile(アルファベットの代用+後省略型)
※xの頭の[é]は単語にした時、発音しません。

 

sekizo→

ちなみにtonightの「night」は同じ発音だからという理由で「nite」に置き換えて「2nite」とさらに省略して表現するのが一般的だったりします。

 

発音が完全一致ではないが推測可能なもの

EZ[íː][zíː]→easy[íːzi]

UR[júː][ɑ'ːr]→your[júər]

 

使用例

u r gr8.→You are great.

shoes 4 sk8ers→shoes for skaters

thnx 4 ur fax 2nite→Thanks for your facsimile tonight.

 

おわりに

今回は英単語の代表的な略語のタイプをご紹介させていただきました。

頻繁に使われるものは暗記してしまうのも良いでしょう。しかし、省略のパターンを理解していれば新たに目にする略語を見てもある程度瞬時に予測をたてることが可能になるので非常に便利です。

この記事を書いたライター

せきぞー

普段は野外イベントの設営など行っています。

出来るだけ読者の方の視点に立った執筆を心がけていきます!

物静かな性格なため時折南の島に佇む某石像と勘違いされることもあるとか、ないとか。

Twitter:@100Sekizo

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