【メール】「CC」と「BCC」の違いは?使い方と意味を解説

記事更新日: 2021/11/26

ライター: ナガヤン

ハローエンジニア!SEライターのナガヤンです。

メールを送るときに「宛先(TO)」の下にある「CC」「BCC」という項目、あなたは使ったことがあるでしょうか?

 

「CC」「BCC」は、いずれもメールを共有するための機能。

個人で使う場面は少ないですが、ビジネスメールでは必須ともいえる送信方法です。

 

この記事では「CC」「BCC」を意味と使い方、注意点について解説します。

CC と BCC の使い方

「CC」と「BCC」は、いずれも宛先(メインの送信先)以外の送信先に、メールを共有するための機能です。

共有目的のメール送信なので、通常は「CC」「BCC」で送られてきたメールには返信しなくてもよいとされています。

CC の使い方

「CC」はメールを明示的に共有する時に使います。

 

「CC」は「宛先」と機能的にはほぼ同じで、送信先メールアドレスを受信者全員が見ることができます。

そのうえで、「CC」の送信先には参考・共有の目的で送信するという意味合いがあります。

 

具体的な使用例としては、新人社員が客先にメールを送るときに「宛先」に客先のメールアドレスを、「CC」に上司のメールアドレスを入れて送るというケースがあります。

この場合、客先には「上司にも共有しているので、ご安心ください」というメッセージになり、上司には「お客様とこのようなやり取りをしています」という情報共有になります。

 

つまり「CC」を使うことは、「宛先」の受信者には「CCの人にも内容を共有してますよ」というメッセージになり、「CC」の受信者には「宛先の人とこういったやり取りをしてますよ」というメッセージになります。

BCC の使い方

「BCC」はメールを暗黙的に共有する時に使います。

 

「BCC」で送られたメールアドレスは、送信者とBCCで送られた本人しか知ることができません。

そのため、他の送信先に共有したことを知らせる必要がない場面で使います。

 

具体的な利用例としては、送信メールを控えとして自分宛に送るというケースがあります。

この場合、ほかの送信先からは送信者自身が自分宛に送っていることを知ることはできません。

CC と BCC の意味

で、「CC」と「BCC」はなんでそう呼ぶの?という疑問もあるかと思います。

じつは、CCは印刷用語からの用語、BCCはCCを前提とした用語なんです。

CC の意味

「CC」はカーボンコピー(Carbon Copy)の略です。

カーボンコピーとは、カーボン紙によって複写された文書のことです。正本と副本とする二枚の書類の間にカーボン紙を挟み、文書を作成することで、同じ内容で正副二通の文書が同時に作成できます。いまでも領収書や契約書などで見ることができますね。

ここから転じて、参考・共有のため同じ内容を送ることを意味するようになりました。

BCC の意味

「BCC」はブラインドカーボンコピー(Blind Carbon Copy)の略です。

「BCC」は「CC」と同様に複写のための送信方法ですが、「BCC」に入力されたメ-ルアドレスは、CCとは異なり受信者には表示されません。

そのため「見ることができないCC」という意味でブラインドカーボンコピー(Blind Carbon Copy)と名付けられてました。

CC と BCC を使い分ける注意点

CC と BCC の基本的な使い分けは、「そのメールアドレスを公開してよいかどうか」で判断します。

 

例えば、先の事例では上司のメールアドレスは、客先にとって何かあった時の安心材料となるため、メールアドレスが公開される「CC」としています。

一方、控えに自分のメールアドレスを入れることは、顧客によっては関係ないことですし、人によっては監視されている・信頼されていないという不信感を抱くことがあります。そのため、余計な不快感を与えないためにもメールアドレスが公開されない「BCC」がベターです。

CC でメールアドレスが漏洩した事例も!

最近の事例では、デジタル庁が報道機関向けのメールをCCに記載して誤送信したことで、アドレス400件が外部に流出したことが発覚しました。

 

この件では、BCCで隠すべきメディア関係者のメールアドレスが、CCに記載されたために明らかになった事が問題視されました。

報道機関だし問題ないんじゃない?という声もありましたが、これが国民のメールアドレスだったらと思うとゾッとする内容です。

 

そもそもメールアドレスは個人情報にあたるため、れっきとした「個人情報の漏洩」です。

官公庁とメディアという関係があるため、この程度で済んでいますが、セキュリティインシデント(情報セキュリティに関する事件や事故)ですから、会社間や会社対個人であれば訴訟になってもおかしくありません。

 

過去に個人情報を漏洩した事件の1人当たりの賠償額は次のようになっています。

個人情報漏洩事件と賠償額
  • 京都府宇治市住民基本台帳データ漏洩事件(21万7,617件漏洩):1万5,000円(慰謝料1万円+弁護士費用5,000円)
  • Yahoo!BB個人情報漏洩事件(約1100万件漏洩):6,000円(慰謝料5,000円+弁護士費用1,000円、すでに送付した金券500円分を含む)
  • TBC個人情報漏洩事件(約5万人分漏洩):3万5,000円(慰謝料3万円+弁護士費用5,000円)

参考:「個人情報を漏洩した場合の罰則と損害賠償の相場は?2つの視点で解説 | TOPCOURT LAW FIRM

一人当たりの金額は、個人情報の重さに対して金額が小さい気もします。

しかし、Yahoo!BBのケースでも、約1100万件に対して1人当たり 6,000円ですから、総額約660億円の支払いです。

個人情報を漏洩してしまうことの責任の重さが分かりますね。

 

デジタル庁の事件に関しては、別の記事でも触れています。

400件もの一斉配信は、BCCで送るべきだったのかという点から考えるべきでしょう。

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【またか】デジタル庁がメールアドレスを漏洩!CCとBCCを間違えるミス

この記事を書いたライター

ナガヤン

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これからの働き方を考えるメディア「JobTier」にて、対談記事を書いていただきました!

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