愛フォン?笑 アイフォンの予測変換が「iPhone」ではないワケ

記事更新日: 2020/09/30

ライター: せきぞー

Mac、MacBook、iPhone、iPadなど

Apple製品ユーザーの方なら日頃から端末の使い方を調べる時や、新作情報などを調べる時にApple製品の商標を検索窓に入力する機会が頻繁にあると思います。

ただ、Appleの商標って英語の大文字や小文字が不規則に並んでいたりして正式名称を入力しづらいんですよね。

 

そこで便利なのがあらかじめ入力しようとしている候補を表示してくれる「予測変換機能」です。

 

たとえばiPhoneで「まっくぶっくぷろ」などと入力すれば

 

 

このように1番目か2番目には正式名称が候補として出てきてくれます。

この機能があることで正式名称を入力する際の「大文字小文字を都度切り替える作業」や「正式名称を検索してから検索しなおす」といった煩わしさを感じることが一切なくなります。

 

 

そう、

 

 

iPhone「以外」ならね。

こんな感じのiPhoneのCM昔ありましたよね。

 

 

 

「iPhone」を日本語読みに直すなら普通に考えたら

 

「あいふぉん」

 

になると思います。

 

 

しかし実際にiPhoneで「あいふぉん」と入力すると、

 

 

 

 

 

え、どんな電話!?

 

 

 

iPhone自体から入力しているにもかかわらず予測変換を下まで探しても出てきません。

おそらく日本の全iPhoneユーザーが一度は遭遇し、動揺を隠しきれなかったという経験があるかと思います。

 

 

ちなみに「あいふぉーん」と入力すると

 

 

無事iPhoneと予測変換を出すことができます。

 

しかし、「あいふぉーん」で出るなら気を利かせて「あいふぉん」でも予測変換で出してくれても…

と思いませんか?(スマホ入力で「ー」を打つの結構手間だし…)

 

むしろApple製品の売上高7割を占める主力製品であるiPhoneであれば「あい」と入力したあたりでiPhoneが出てきてもおかしくないはずじゃないでしょうか。

 

 

ということでこんなこともやってみました。

 

iPhoneで「あい」と入力しても愛しかでてこなかったので今使用しているMacBookで「あい」と入力してみました。

 

 

いや、iCloud、iOSが出るならiPhoneも出るはずでしょうよ…。

 

ここまで不自然だと、とうとう大人の事情といったものが見え隠れしてきませんでしょうか。

 

したがって今回はなぜiPhoneの予測変換だけ外人かぶれみたいな日本語読みになっているかの理由についてご説明したいと思います。

日本最大手のインターホン製造販売メーカー

ずばり、iPhoneの日本上陸時に

iPhoneの日本語読みがアイフォンなのはいかがなものか(そう言ったかは知りませんが)」

と申し立てた日本の企業があったからというのが理由になります。

 

2008年にApple社が日本で初めてiPhoneが発売されることになった時に商標登録をめぐって「アイホン」という商標をもっていたアイホン株式会社との間で読み方が類似しているという点で協議が行われました。

アイホン株式会社は日本のドアホンメーカーのトップシェアであり、アメリカ、アジア、ヨーロッパなどにも子会社を持つ大企業です。

 

協議に至るまでの経緯はいろいろあるのでしょうが、

たしかに会話の前後の内容をしらない状態で「あいふぉん」と言われたらアイホンなのかiPhoneなのか、一見区別がつきづらいですよね。

 

真意のほどは定かではありませんが、Apple側としては「アイフォン」でも「アイホン」でもiPhoneとして通用するようにしたかったという思いはおそらくあったと推測されます。

しかしそれではアイホン株式会社としては弊害があると判断したために協議に至ったのではないでしょうか。

 

 

そして協議の末、

iPhoneは日本の商標を「あいふぉーん」とすることでアイホン株式会社と友好的に合意することに至ったのだとか。

こういった経緯から「あいふぉん」を入力してもあえて「iPhone」と予測変換がされない仕組みがとられているわけです。

 

 

したがって「愛フォン」で困惑した人たちが次に「iPhone」と変換しようとして入力するのは「あいほん」だと思います。

しかし、もちろんそれでも「iPhone」と出ることはありません。

(一番最初にアイホンじゃなくてあいぽんとでてくるのが若干じわる…)

 

 

ちなみに「アイフォン」と検索してもiPhoneの情報の方が圧倒的でした。